『ガヤトリ・チャクラヴォルティ・スピヴァク』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

ガヤトリ・チャクラヴォルティ・スピヴァク (シリーズ現代思想ガイドブック)

ガヤトリ・チャクラヴォルティ・スピヴァク (シリーズ現代思想ガイドブック)

★『ガヤトリ・チャクラヴォルティ・スピヴァク』(スティーヴン・モートン/青土社/2520円)【→amazon
西洋文化によって周縁に追いやられた人びと“サバルタン”の声を擁護し、文化理論を政治的な武器とするスピヴァク。『文化としての他者』『ポストコロニアル理性批判』などの難解と思われがちな重要書をどう読みほぐすのか。グローバル化にあらがう倫理的思考への招待。
 
教皇と魔女―宗教裁判の機密文書より (叢書・ウニベルシタス)

教皇と魔女―宗教裁判の機密文書より (叢書・ウニベルシタス)

★『教皇と魔女−宗教裁判の機密文書より』(ライナー・デッカー/法政大学出版局/3675円)【→amazon
魔女を焼く煙が立ちのぼっている間、教皇庁は何をしていたのか?大量の古文書をもとにヨーロッパ史の一面を生き生きと描いた書。
 
ジュディス・バトラー (シリーズ現代思想ガイドブック)

ジュディス・バトラー (シリーズ現代思想ガイドブック)

★『ジュディス・バトラー』(サラ・サリー/青土社/2520円)【→amazon
ジェンダー・トラブル」で、バトラーはアイデンティティの理解に革命をもたらした。性、セクシュアリティジェンダー、言語、主体をめぐる概念の終わりなき戦略とは? バトラーの理論と格闘するための入門書。
 
図説 蛮族の歴史 ~世界史を変えた侵略者たち

図説 蛮族の歴史 ~世界史を変えた侵略者たち

★『図説蛮族の歴史−世界史を変えた侵略者たち』(トマス・クローウェル/原書房/4725円)【→amazon
イギリスやフランス、ロシア、中国は、蛮族の侵略がもとでできた。ローマの滅亡から、巨大な帝国を築いたチンギス・ハーンまでの衝撃の歴史をたどる。
 
スチュアート・ホール (シリーズ現代思想ガイドブック)

スチュアート・ホール (シリーズ現代思想ガイドブック)

★『スチュアート・ホール』(ジェームス・プロクター/青土社/2520円)【→amazon
カルチュラル・スタディ-ズの最重要人物、英国植民地出身のスチュアート・ホールは、「文化」を権力の諸関係の絶えざる闘争の現場と考えた。政治的危機、人種差別等をめぐって、文化闘争の現場に歴史の重層状況を読む。