『スペイン内戦−包囲された共和国1936−1939』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。(復活させてみます)
1日5冊紹介(当分)。
 

スペイン内戦――包囲された共和国1936-1939 (世界歴史叢書)

スペイン内戦――包囲された共和国1936-1939 (世界歴史叢書)

★『スペイン内戦−包囲された共和国1936−1939』(スティーヴン・モートン/青土社/2520円)【→amazon
第二次大戦前夜、興隆するファシズムとの対決において、反ファシズム側が敗北を遂げた巨大な国際的悲劇「スペイン内戦」の通史を、スペイン共和国擁護の立場から綴る。
 
世界史の誕生とイスラーム

世界史の誕生とイスラーム

★『世界史の誕生イスラーム』(宮崎正勝/原書房/2100円)【→amazon
文明と世界史の新たな視座へ。大航海時代に先駆けてユーラシア大乾燥地帯をラクダとウマと帆船の回廊で結んだイスラームの大商圏…。
 
中世社会の構造 (りぶらりあ選書)

中世社会の構造 (りぶらりあ選書)

★『中世社会の構造』(クリストファー・ブルック/法政大学出版局/2100円)【→amazon
神と聖人とを頂点に、教皇、司教、修道院長から平信徒におよぶ霊的な階梯と、国王、貴族から農民や職人たちにいたる世俗の階梯―。この聖俗ふたつの階梯を軸とする中世社会の基本構造を、100点余の図版を駆使してわかりやすく説きつつ、一見堅固な階層制の水面下にひそむさまざまな逸脱・例外・不合理を通して、各階層相互の複雑な関係、パラドックスにみちた中世キリスト教世界の本質に迫る。
 
中世の発見―偉大な歴史家たちの伝記 (りぶらりあ選書)

中世の発見―偉大な歴史家たちの伝記 (りぶらりあ選書)

★『中世の発見−偉大な歴史家たちの伝記』(ノーマン・F.キャンター/法政大学出版局/7875円)【→amazon
中世史研究の創始期の歴史を、偉大な歴史家たちの生涯と著作・思想を通して辿り、後世のヨーロッパ中世の解釈に及ぼした持続的な影響を評価・分析する。20名の歴史家たち―メイトランド、ハスキンズ、C.S.ルイストールキン、サザーン、ノウルズ、カントローヴィツ、パノフスキー、クルツィウス、ジルソン、マルク・ブロック、ホイジンガらの人物像や歴史観を新鮮に描き出すとともに、同時代の他分野を横断して二十世紀という大河の流れを読み取る。
 ★『帝国と暗殺−ジェンダーからみる近代日本のメディア編成』(内藤千珠子/新曜社/3990円)【→amazon
メディアのなかにあらわれた病、女、血、アイヌをめぐる差別と定型の物語から、韓国併合閔妃暗殺、大逆事件などの暗殺をめぐる物語まで。物語のほころびをとおして、帝国日本の成立過程をさぐる気鋭の論考。