『江戸の天文学者星空を翔ける−幕府天文方、渋川春海から伊能忠敬まで』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

江戸の天文学者 星空を翔ける ~‐幕府天文方、渋川春海から伊能忠敬まで‐ (知りたい!サイエンス)

江戸の天文学者 星空を翔ける ~‐幕府天文方、渋川春海から伊能忠敬まで‐ (知りたい!サイエンス)

★『江戸の天文学者星空を翔ける−幕府天文方、渋川春海から伊能忠敬まで』(中村士/技術評論社/1659円)【→amazon
観念的な陰陽道の宇宙観から、科学としての天文学へ。ときは江戸時代、初代天文方の渋川春海高橋至時伊能忠敬と、生涯をかけて宇宙の真理を探求し天文に情熱を注いだ人たちがいた。観測装置・技術は改良され、暦はより精密になった。そして彼らと我々をつなぐもの、それは…いつの時代も変わらない、星空に対するロマンである。
 
火星―赤い惑星の46億年史 (NEWTONムック)

火星―赤い惑星の46億年史 (NEWTONムック)

★『火星−赤い惑星の46億年史 火星の科学入門最新版』(フランソワ・フォルジェ・他/ニュートンプレス/2499円)【→amazon
地球に似た火星はいかにして生まれたのか? 巨大な火山や大峡谷はどのようにつくられたのか? 火星研究の歴史から、現代の火星探査機が明らかにしてきた火星の姿までを多くの図版を使って説明する。
 
カンブリア爆発の謎 ?チェンジャンモンスターが残した進化の足跡 (知りたい!サイエンス)

カンブリア爆発の謎 ?チェンジャンモンスターが残した進化の足跡 (知りたい!サイエンス)

★『カンブリア爆発の謎−チェンジャンモンスターが残した進化の足跡』(宇佐見義之/技術評論社/1659円)【→amazon
ティーヴン・グールドが著した『ワンダフル・ライフ』によって、カンブリア紀のモンスターたちは一躍有名になった。グールドによればこの時代に生命は爆発的な進化を遂げたという。「カンブリア爆発」説だ。近年、中国の澄江から出土する化石によって、カンブリア紀の研究は飛躍的に進んだ。では、奇妙なモンスターたちの正体はどこまで判明したのだろう?そしてカンブリア爆発説の行方は?進化史上最大のミステリーを追う。
 
広告のクロノロジー―マスメディアの世紀を超えて―

広告のクロノロジー―マスメディアの世紀を超えて―

★『広告のクロノロジー−マスメディアの世紀を超えて』(難波功士/世界思想社/2100円)【→amazon
デジタル化、ネットワーク化、モバイル化―激変するメディア環境のなか、テレビを中心とするマス広告は朽ちつつあるのか。過去と現在を同時に見据え、未来への胎動を探る、世紀を超えた年代記
 
数学10大論争

数学10大論争

★『数学10大論争』(ハル・ヘルマン/紀伊国屋書店/2520円)【→amazon
嫉妬、野望、競争心…天才たちも“人間”だった!数学は本当に「客観的」で「確実」な学問なのか?師弟、友人同士、兄と弟、そして父と子まで―数学史の舞台裏で繰り広げられた知られざるドラマとは。