『サバタイ・ツヴィ伝−神秘のメシア−』ほか
今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
- 作者: ゲルショムショーレム,Gershom Scholem,石丸昭二
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
- 発売日: 2009/06/01
- メディア: 単行本
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謎のメシア、伝説の生涯。ユダヤの宗教と神秘主義の歴史において最も重要な17世紀のメシアニズム運動の発生と展開、およびその運動における謎のメシア= サバタイ・ツヴィの行跡を精査した、ユダヤ学の泰斗ショーレムの畢生の大作。民族の自立とパレスチナ回帰を希求するメシア運動の指導者サバタイ・ツヴィはなぜユダヤへの忠誠を棄てたのか。無類の作用を及ぼしたひとりの人間の異端的生涯を再構築する。
- 作者: 神田千里
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/02/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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宣教師も驚いた戦国日本人の高度な精神性。その「ゆるやかな宗教性」のバックボーンとしての「天道」思想をキーワードに、一向一揆、キリシタン論争から島原の乱まで、日本人の心性に新たな光を投げかける。
- 作者: モーリスメルロ=ポンティ,Maurice Merleau‐Ponty,中島盛夫
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
- 発売日: 2009/11
- メディア: 単行本
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近代哲学の2つの代表的な立場、主知主義=観念論と経験主義=実在論の両者を、心理学や精神病理学の提供する資料の解釈を通じて内在的に批判しつつ、身体=知覚野において具体的・人間的主体の再構築をめざす。
- 作者: ヘルベルトシュネーデルバッハ,Herbert Schn¨adelbach,朴順南,舟山俊明,内藤貴,渡邊福太郎
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
- 発売日: 2009/04/01
- メディア: 単行本
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ドイツ観念論体系崩壊後の歴史にあえてターゲットを絞り、新カント学派に下された認識論への還元主義という一面的な評価、生の哲学がおよぼした影響力の忘却など、偏った哲学的認識に再考を促す。
- 作者: ベルンハルトヴァルデンフェルス,Bernhard Waldenfels,佐藤真理人
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
- 発売日: 2009/04/01
- メディア: 単行本
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20世紀思想の一大潮流をなす現象学。ドイツ生まれの“危機”の哲学の可能性を、他のどこよりも深く汲み尽くしたのは、両大戦間期以降のフランスであった。その受容期から、サルトル、メルロ=ポンティ、レヴィナス、リクールらにおける独自の発展、マルクス主義・構造主義との交錯からデリダに至るまでの運動を網羅し、超越論的思考の通史にして格好の注解としてドイツで読まれてきた名著の完訳。