『思い出袋 岩波新書 新赤版』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介（当分）。
　

思い出袋 (岩波新書)

★『思い出袋　岩波新書　新赤版』（鶴見俊輔/岩波書店/798円）【→amazon】
戦後思想史に独自の軌跡をしるす著者が、戦中・戦後をとおして出会った多くの人や本、自らの決断などを縦横に語る。抜きん出た知性と独特の感性が光る多彩な回想のなかでも、その北米体験と戦争経験は、著者の原点を鮮やかに示している。著者八十歳から七年にわたり綴った『図書』連載「一月一話」の集成に、書き下ろしの終章を付す。
　

勝つために戦え!〈監督篇〉

★『勝つために戦え！　監督篇』（押井守/徳間書店/1575円）【→amazon】
映画監督にとって「勝利」とは何なのか?アニメ界一の論客である押井守が、さまざまなタイプの監督たちの勝利条件をピタリと言い当て、ズンバラリと斬る。
　

剛爺コーナー

★『剛爺（ゴージー）コーナー』（逢坂剛/講談社/1365円）【→amazon】
日本推理作家協会の舞台裏、実作者の本音、各種文学賞についてなど、剛爺こと逢坂剛が、推協会報に連載した変幻自在のミステリー・エッセイ。
　

三秒の感謝

★『三秒の感謝』（曽野綾子/海竜社/1600円）【→amazon】
５０歳になった時から、私は毎晩一言だけ「今日までありがとうございました」と言って眠ることにした−。「三秒の感謝」「力を持つということ」「勝者も敗者もなく」などを収録した珠玉のエッセイ集。
　

澁澤龍彦 ドラコニア・ワールド <ヴィジュアル版> (集英社新書)

★『澁澤龍彦ドラコニア・ワールド』（澁澤龍彦/集英社/1260円）【→amazon】
澁澤龍彦が残したオブジェに纏わる文章を龍子夫人が精選、写真家・沢渡朔撮りおろしのオブジェ写真を付して構成するヴィジュアル版新書。初公開を含む愛蔵品の数々を紹介、澁澤の新しい魅力を掘りおこす。