『身体の文学史』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

新潮選書 身体の文学史

新潮選書 身体の文学史

★『身体の文学史』(養老孟司/新潮社/1155円)【→amazon
三島由紀夫の割腹とホムンクルスの関係とは。芥川龍之介はなぜ中世に惹かれたのか。深沢七郎の真骨頂は一体なにか。日本文学の「転換期」とはいつなのか。他に夏目漱石森鴎外小林秀雄大岡昇平石原慎太郎らの近現代文学の名作を、解剖学者ならではの「身体」という視点で読み直し、新たな歴史観を呈示する一冊。加藤典洋氏との対談を追加して選書化。
 
博多学 (新潮文庫)

博多学 (新潮文庫)

★『博多学』(岩中祥史/新潮社/580円)【→amazon
「転勤したい街」全国第一位の都市、博多。独特の屋台文化、様々な郷土料理、商売成功のツボ、色濃い街意識など、博多の魅力を徹底解剖。
 
「田島道治日記」を読む 昭和天皇と美智子妃 その危機に (文春新書)

「田島道治日記」を読む 昭和天皇と美智子妃 その危機に (文春新書)

★『昭和天皇と美智子妃その危機に−「田島道治日記」を読む−』(加藤恭子・著 田島恭二・監修/文藝春秋/798円)【→amazon
占領下、初代宮内庁長官に就任した田島道治が密かに記した日記。天皇の退位問題、「謝罪詔勅」の真相、マッカーサー解任の衝撃、宰相・吉田茂との連携…、そして退任後の皇太子妃選びまで昭和史の秘話満載。
 
世界の歴史〈25〉アジアと欧米世界 (中公文庫)

世界の歴史〈25〉アジアと欧米世界 (中公文庫)

★『世界の歴史 25 アジアと欧米世界』(樺山紘一・礪波護・山内昌之/編/中央公論新社/2000円)【→amazon
香辛料、絹、綿製品、砂糖、茶葉、コーヒー、チョコレート、そしてアヘン―。人間の限りない物的欲望を背景にして人、物、金が世界を巡り、アジアと欧米は徐々に一つの世界システムを構成していく。海洋を舞台に、近代世界の転換期を描く、五百年の物語
 
21世紀 日本像の哲学 アニミズム系文化と近代文明の融合

21世紀 日本像の哲学 アニミズム系文化と近代文明の融合

★『21世紀日本像の哲学−アニミズム系文化と近代文明の融合−』(工藤隆/勉誠出版/1890円)【→amazon
反日感情の強い国で、日本人・日本文化をどう説明するか。日本文化と天皇制の成り立ちを縄文・弥生期にまで遡って把握し直したことで、一木一草を慈しむアニミズム系文化と近代リアリズム精神を高度に調和させた、新しい時代に相応しい日本像が浮かび上がってきた。筆者が中国で行った二つの講演「天皇制と日本文化」、「日本文化の二重構造」を元に書き下ろした、最新の日本論。
 
日本史有名人の臨終図鑑

日本史有名人の臨終図鑑

★『日本史有名人の臨終図鑑』(篠田達明/新人物往来社/1680円)【→amazon
あの人の病歴と死因を篠田院長が時空を超えて診断。死に至る謎もあの人の持病も、カルテを読めばすべて明らかに。とびきり有名な歴史人物111人を収録。