『秘密結社の謎と陰謀にせまる本』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

★『秘密結社の謎と陰謀にせまる本』(ミステリーゾーン特報班・編/河出書房新社/570円)【→amazon
不気味で怪しい儀式、秘密の合言葉、数々の歴史的事件との関わり…暗闇に蠢く秘密結社の、思惑と活動の実態とは?知られざる“地下組織”の実像に肉薄する。
 
遺伝子と神について そんなバカな! (文春文庫)

遺伝子と神について そんなバカな! (文春文庫)

★『そんなバカな!−遺伝子と神について−』(竹内久美子/文藝春秋/490円)【→amazon
愛も憎しみも神さまも全ては遺伝子による陰謀なのだ。生物学的アプローチから人間行動の謎に迫る衝撃の書。新たに「美人論」を付す。
 
変な学術研究〈1〉光るウサギ、火星人のおなら、叫ぶ冷凍庫 (ハヤカワ文庫NF)

変な学術研究〈1〉光るウサギ、火星人のおなら、叫ぶ冷凍庫 (ハヤカワ文庫NF)

★『変な学術研究 1 光るウサギ、火星人のおなら、叫ぶ冷凍庫』(エドゥアール・ロネ/早川書房/630円)【→amazon
欧州宇宙機関は、おなら感知探査機を打ち上げて火星人の存在を確認しようとした。英国南極研究所は、飛行機が上空を通過するとペンギンが転ぶという噂の真相を確かめるため、軍隊までかりだして実験をした…とんでもない笑い話に聞こえるが、当の科学者たちは至極まじめに研究しているのである。時にイグノーベル賞を受賞してしまうほどの大研究をなんと54本も一挙に紹介!知の魅力を凝縮したサイエンス・コラム集。
 
古代の世界 現代の省察 ギリシアおよび中国の科学・文化への哲学的視座

古代の世界 現代の省察 ギリシアおよび中国の科学・文化への哲学的視座

★『古代の世界現代の省察ギリシアおよび中国の科学・文化への哲学的視座−』(G.E.R.ロイド/岩波書店/7245円)【→amazon
人類文明の二大原型である古代ギリシアおよび中国の理解をめぐって、従来の正統的古代研究の成果を踏まえつつ、現代の社会人類学、民俗誌学、認知科学発達心理学言語学の諸成果をも援用して新しい考察を加え、幾多の創見を披瀝。さらに、それらの考察を手掛りとして、今日われわれが直面する思想的・文化的・社会的諸問題を原理的・方法的に検討し、探求のあるべき姿と、人類文化がこれから向かうべき方向について重要な示唆を与える。ギリシア哲学と古代中国哲学に精通した古典研究の第一人者による学問的かつスケールの大きな洞察の書であり、半世紀に及ぶ碩学の研究の精髄が凝縮された一冊。
 
イメージの運命

イメージの運命

★『イメージの運命』(ジャック・ランシエール/平凡社/2520円)【→amazon
モダニズム歴史観に対する強烈な違和。表象的体制と美学的体制の別を持ち出すことで、二十世紀の芸術をめぐる議論において最も流布している時間的カテゴリーを根本的に問い直す。