『神国日本のトンデモ決戦生活−広告チラシや雑誌は戦争にどれだけ奉仕したか−』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

神国日本のトンデモ決戦生活―広告チラシや雑誌は戦争にどれだけ奉仕したか

神国日本のトンデモ決戦生活―広告チラシや雑誌は戦争にどれだけ奉仕したか

★『神国日本のトンデモ決戦生活−広告チラシや雑誌は戦争にどれだけ奉仕したか−』(早川タダノリ/合同出版/1890円)【→amazon
総動員体制をつくりだすために、信じられないくらいトンデモな情報が覆っていた。旅行やお菓子や化粧品や薬、婦人服や信仰、結婚、出産、学校、職場、ラジオ体操や受験勉強、などありとあらゆるところまでプロパガンダがあふれていた。図版200点以上で示す笑えるようで笑えない戦時下生活。
 
ドゴール (ガリマール新評伝シリーズ―世界の傑物)

ドゴール (ガリマール新評伝シリーズ―世界の傑物)

★『ドゴール』(エリック・ルーセル/祥伝社/1785円)【→amazon
軍の現代化、機甲部隊重視を提唱しながらも無名に近かった少壮将校。亡命先のロンドンでナチスからの解放を呼びかけた「六月一八日の男」。チャーチルルーズベルトと渡り合い、つかみとった「戦勝国」の座。泥沼化の手前でアルジェリアを独立させ、五月革命の反乱を収拾―瀕死の共和国を蘇生させ、文武両面で国益を体現した卓抜な指導者像。
 
ニッポンの穴紀行 近代史を彩る光と影

ニッポンの穴紀行 近代史を彩る光と影

★『ニッポンの穴紀行−近代史を彩る光と影−』(西牟田靖/光文社/1575円)【→amazon
トンネル、炭坑、地下世界…。北海道から沖縄まで、忘れ去られた場所をめぐる、12の旅の記録。『僕の見た「大日本帝国」』から6年、気鋭のライターが、新しい視点で「日本」を見つめなおすノンフィクション。
 
日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか (PHP新書)

日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか (PHP新書)

★『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』(竹田恒泰/PHP研究所/756円)【→amazon
マンガ・アニメが席巻し、世界はいま空前の日本ブーム。しかし理由はそれだけではない。食文化、モノづくり、日本語、和の心、エコ―あらゆる日本文化に好意が寄せられている。それなのに自分の国を愛せなくなったのはあまりにも悲しい。なぜ『ミシュランガイド』は東京に最多の星を付けたのか?どうして「もったいない」が環境保全の合言葉に選ばれたのか?「クール・ジャパン」の源流を探ると、古代から綿々と伝わる日本文明の精神、そして天皇の存在が見えてくる。
 
プチャーチン (新人物ブックス)

プチャーチン (新人物ブックス)

★『プチャーチン−日本人が一番好きなロシア人−』(白石仁章/新人物往来社/1470円)【→amazon
明治天皇が勲一等を与えた最初で最後のロシア軍人。プチャーチン父娘と日本の意外な交流史。