『大日本国防史−歴代天皇戦記−』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

大日本国防史

大日本国防史

★『大日本国防史−歴代天皇戦記−』(兵頭二十八/並木書房/2520円)【→amazon
大和朝廷の成立以来、何度も繰り返された朝鮮半島からの侵略。歴代天皇はいかに危機を乗り越えたか?二千六百年通史。
 
現代文 トルストイの日露戦争論

現代文 トルストイの日露戦争論

★『トルストイ日露戦争論−現代文−』(レフ・トルストイ/国書刊行会/1575円)【→amazon
現代文で読む!日露戦争を痛罵!世界に影響を与えた非戦論。
 
中井正一伝説─二十一の肖像による誘惑

中井正一伝説─二十一の肖像による誘惑

★『中井正一伝説−二十一の肖像による誘惑−』(馬場俊明/ポット出版/3675円)【→amazon
美学者・哲学者として独自の思想・論理を構築し、戦後、羽仁五郎の推薦により、国立国会図書館初代副館長に就任する。久野収大宅壮一ら、同時代の多くの知識人、文化人と親交を結んだ。スポーツを愛し、映画を愛し、そして人間を愛した。その豪放磊落な性格は、人を満きつけてやまなかった。いまここに、人間中井正一が立ちあがってくる。
 
日出づる国の古代史―その三大難問を解く

日出づる国の古代史―その三大難問を解く

★『日出づる国の古代史−その三大難問を解く−』(高城修三/現代書館/3360円)【→amazon
歴代の宝算(天皇の年齢)を春秋年で解決。第十代崇神天皇崩年は西暦290年、邪馬台国は大和、卑弥呼は倭迹迹日百襲姫、神武東征は2世紀半ば博多湾周辺部から大和に向けて敢行、を論証。
 
レーニンの墓?ソ連帝国最期の日々(上)

レーニンの墓?ソ連帝国最期の日々(上)

★『レーニンの墓−ソ連帝国最期の日々−上』(デイヴィッド・レムニック/三浦元博/訳 白水社/3360円)【→amazon
エリート官僚の機能不全と少数民族の異議申し立てを中央政府が無視したがゆえに、ソ連帝国が解体する過程を赤裸々に描く。全体主義国家の制度とイデオロギーの破綻を、現場に密着し内側から観察。取材の射程はサハリン島やシベリアの炭鉱の地下から、カフカス中央アジアの集団農場まで、都市の裏町から言論・文化界、共産党中央にまで及んでいる。その上で、ソ連を支配していた共産党の独裁体制、党と国家のアマルガムのような構造物が自壊していくプロセスを、生き生きとしたヒューマンドラマに組み立てている。ピュリツァー賞受賞作品。「崩壊後20年」の真実。
 
レーニンの墓?ソ連帝国最期の日々(下)

レーニンの墓?ソ連帝国最期の日々(下)

★『レーニンの墓−ソ連帝国最期の日々−下』(デイヴィッド・レムニック/三浦元博/訳 白水社/3360円)【→amazon
ペレストロイカが解き放った炭鉱労働者ストが、やがて都市知識層やバルト諸国をはじめとする各地の民族運動と有機的に結びつき、ゴルバチョフを窮地に追い込んでいく歴史のダイナミズム…スターリンを否定し、レーニン―正しい社会主義―に回帰しようとしたゴルバチョフだったが、ペレストロイカが解き放ったエネルギーはレーニン信仰も葬り去ってしまった。ニュー・ジャーナリズムの頂点を示す記念碑的作品。ピュリツァー賞受賞。