『あたらしい哲学入門−なぜ人間は八本足か?−』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

なぜ人間は八本足か? あたらしい哲学入門

なぜ人間は八本足か? あたらしい哲学入門

★『あたらしい哲学入門−なぜ人間は八本足か?−』(土屋賢二/文藝春秋/1400円)【→amazon
才色兼備な女子大生を熱狂させた伝説の哲学入門講義がここに復活。
 
大拙と幾多郎 (岩波現代文庫)

大拙と幾多郎 (岩波現代文庫)

★『大拙と幾多郎』(森清/著 岩波書店/1428円)【→amazon
同じ年に石川県金沢近辺で生まれ、第四高等中学校の同級生だった鈴木大拙(1870-1966)と西田幾多郎(1870-1945)。本書はその二人の友情と交流を軸に、禅でつながり、近代日本を創建した明治の青春群像を、日記・書簡や証言等を引きながら丹念に描いた評伝である。これから西田と大拙を読む人のための入門書としても格好の書。
 
デカルトの骨 死後の伝記

デカルトの骨 死後の伝記

★『デカルトの骨−死後の伝記−』(ラッセル・ショート/青土社/2520円)【→amazon
“近代哲学の父”にして、解析幾何学創始者、自然科学に基づく今日の世界観をつくったとされるデカルト。近代をめぐる最大のミステリーは、彼が死に、16年後に遺骨が掘り出されたところからはじまる―。骨はどこへ消えた?最も面白く、最も知的なノンフィクション。
 
電子書籍の真実 (マイコミ新書)

電子書籍の真実 (マイコミ新書)

★『電子書籍の真実』(村瀬拓男/毎日コミュニケーションズ/819円)【→amazon
アップルの「アイパッド(iPad)」が発売されて以来、テレビや新聞、雑誌で「電子書籍」という文字を見ない日がありません。出版物・出版市場が大きく変化することになり、紙の出版物は今や文章や写真を世に送り出す独占的な媒体ではなくなっているのです。出版界は何らかの変化を迫られているわけですが、それはどのような変化なのでしょうか。本書は、電子書籍による出版界の変化をできる限り整理して、将来への課題を明らかにします。
 
図書館建築発展史―戦後のめざましい発展をもたらしたものは何か

図書館建築発展史―戦後のめざましい発展をもたらしたものは何か

★『図書館建築発展史−戦後のめざましい発展をもたらしたものは何か−』(西川馨/丸善プラネット/6300円)【→amazon
戦後のわが国の図書館は、学生の勉強部屋から子どもや母親たちなど、誰でもが身近に利用する図書館へと大きく変わりました。それにつれて図書館建築もドラスティックに変わってきました。何を目指してどのように変わってきたのか、そして今後は何を目指していくのか。記録をたどり、実例を示しながら解説をしたものです。