『リンカン 上 南北戦争勃発』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

リンカン〈上〉南北戦争勃発

リンカン〈上〉南北戦争勃発

★『リンカン 上 南北戦争勃発』(ドリス・カーンズ・グッドウィン/中央公論新社/3990円)【→amazon
大統領就任、合衆国分裂の危機が迫る。政敵を巧みに操り、信念を貫いたリンカンの知られざる政治手腕と人物像が明らかになる。第一次史料から、混迷する政局の実態や閣僚の家庭事情までもが克明に描かれる決定版評伝。
 
リンカン〈下〉奴隷解放宣言

リンカン〈下〉奴隷解放宣言

★『リンカン 下 奴隷解放宣言』(ドリス・カーンズ・グッドウィン/中央公論新社/3990円)【→amazon
激戦の最中に理想は高らかに謳われた。連邦軍南部連合軍が激突。積極的に戦争を指導、臨機応変に施策を編み出し、再選を果たすが、戦争終結直後に命を絶たれる。最後の怒涛の4年間を第一次史料から活写する。
 
明治の外交力―陸奥宗光の『蹇蹇録』に学ぶ

明治の外交力―陸奥宗光の『蹇蹇録』に学ぶ

★『明治の外交力−陸奥宗光の『蹇蹇録』に学ぶ−』(岡崎久彦/海竜社/1680円)【→amazon
現代と様相が重なり合う明治期に、日本の生存を全うした陸奥宗光の外交文書。平成の危機をどう乗り越えるか。
 ★『外貨を稼いだ男たち−戦前・戦中・ビジネスマン洋行戦記−』(小島英俊/朝日新聞出版/819円)【→amazon
明治初年から第二次大戦終結まで、洋行しビジネスを開拓したサムライビジネスマン。森村ブラザーズ、三井物産三菱商事日本郵船横浜正金銀行八幡製鉄、鐘紡、三菱造船、朝日新聞毎日新聞など、「日の丸」を背負った大手企業の社員たちは異国で何を見、何をし、何を感じたのか。
 
日中国交正常化の政治史

日中国交正常化の政治史

★『日中国交正常化の政治史』(井上正也/名古屋大学出版会/8820円)【→amazon
「不同意の同意」へと至る20年の交渉を、台湾問題の決定的重要性や国内政治との相互連関を再評価して解明。友好史観、外的衝撃論、「二つの中国」政策論などの通説を正すとともに、激しい外交闘争と和解の模索の両面からその政策過程を捉え直して、歴史的交渉の新たな全体像を描き出す。
 
椅子と日本人のからだ (ちくま文庫)

椅子と日本人のからだ (ちくま文庫)

★『椅子と日本人のからだ』(矢田部英正/筑摩書房/798円)【→amazon
床坐の文化をバックグラウンドに持つ日本人にとって、自然な立居振舞い、姿勢とはどのようなものか? 心地よい椅子の坐り方とは? 様々な生活習慣病に悩まされがちな現代人に、椅子と快適につき合うための秘訣を伝える。