『TOKYOオリンピック物語』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

TOKYOオリンピック物語

TOKYOオリンピック物語

★『TOKYOオリンピック物語』(野地秩嘉/小学館/1890円)【→amazon
東京大会が決定した。開催日まではあとわずか。そして誰もが初めて体験する大仕事だった。あの栄光の十五日間を裏で支えた、まだ名も無き若者たちの知力を尽くした戦いの記録。十五年にわたる徹底取材。野地ノンフィクションの決定版。
 
パル判事――インド・ナショナリズムと東京裁判 (岩波新書)

パル判事――インド・ナショナリズムと東京裁判 (岩波新書)

★『パル判事 インド・ナショナリズム東京裁判』(中里成章/岩波書店/840円)【→amazon
東京裁判A級戦犯被告全員の無罪を説いたインド代表判事パル(1886-1967)。その主張は東京裁判を「勝者の裁き」とする批判の拠り所とされ、現在でも論争が続く。パルの主張をどうみるか。その背景に何があるのか。インド近現代史を専攻する著者が、インドの激動する政治や思想状況の変遷を読み解きながら、「パル神話」に挑む。
 
歌謡曲――時代を彩った歌たち (岩波新書)

歌謡曲――時代を彩った歌たち (岩波新書)

★『歌謡曲 時代を彩った歌たち』(高護/岩波書店/840円)【→amazon
日本に生まれたポピュラー音楽「歌謡曲」。それは誰が、どのように作り、どう歌われたものだったのか。時代を象徴するヒット曲を手がかりに、作詞家、作曲家、編曲家、歌手の各側面から、その魅力の源泉に迫る。制作の背景、楽曲・歌唱の音楽的分析、作品の与えた影響など、初めて書かれる本格的ディスコグラフィである。
 
王朝文学の楽しみ (岩波新書)

王朝文学の楽しみ (岩波新書)

★『王朝文学の楽しみ』(尾崎左永子/岩波書店/798円)【→amazon
源氏物語』『枕草子』『伊勢物語』など「王朝古典」には誰もが学校の「古文」などで触れるが、その本当の面白さは教科書に採用されぬ部分にある、と著者は断言する。誰もがかかえる愚かしさ、燃えるような嫉妬心、権力者との危うい関わり…。今も変わらぬ人間の本性を映す世界へ、現代的な感覚、小気味よい筆運びで案内する。
 ★『イギリス宗教改革の光と影−メアリとエリザベスの時代−』(指昭博/ミネルヴァ書房/6300円)【→amazon
近代イギリス隆盛の基盤を築いたとされ、華やかで神話的なイメージのエリザベス。かたやエリザベスの異母姉にしてイングランド最初の女王でありながら「血まみれのメアリ」と揶揄されるメアリ。ふたりの女王のまったく異なる評価の背景にあるのは、近代イギリス成立と密接に結びついていた「宗教改革」の問題である。本書は、反カトリックという先入見を拝し、いま一度、メアリ時代を宗教改革史の流れのなかで捉え直し、メアリ時代からエリザベス時代への移行を考察する。