『葬儀の民俗学−古代人の霊魂信仰−』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

葬儀の民俗学---古代人の霊魂信仰

葬儀の民俗学---古代人の霊魂信仰

★『葬儀の民俗学−古代人の霊魂信仰−』(筒井功/河出書房新社/2100円)【→amazon
各地に大島という名の「小さい」島がある。なぜか。「青島」がなまったもので、「アオ・アウ・アワ」は埋葬地を意味する。「霊」を探る踏査行をへて葬制に到る、賤と穢れの民俗学
 
どぶろくと女―日本女性飲酒考

どぶろくと女―日本女性飲酒考

★『どぶろくと女−日本女性飲酒考−』(阿部健/酒文化研究所/3990円)【→amazon
どぶろくと女性飲酒」に光をあてた初めての酒文化史。日本の女性は大昔から酒を飲み、楽しんでいた。「どぶろくと女」という視点から、古代から現代までの日本の酒文化の歴史を生き生きと再現。女性飲酒関連年表、酒にまつわる用語索引、人物索引などの参考資料、関連写真や図版などもふんだんに収載した意欲作。
 
青の物理学――空色の謎をめぐる思索

青の物理学――空色の謎をめぐる思索

★『青の物理学−空色の謎をめぐる思索−』(ピーター・ペジック/岩波書店/2730円)【→amazon
空はなぜ青い?――子どもも抱くこの問いは、アリストテレスデカルトレオナルド・ダ・ヴィンチニュートンゲーテなど知の巨人たちを悩ませ、芸術家を魅了し、チンダルやレイリーなど科学者を謎の解明にかりたてた。文化史・美術史を背景とするスリリングで壮大な科学ドラマは、わたしたちを宇宙や脳の研究へと誘う。
 ★『イギリス東インド会社とインド成り金』(浅田實/ミネルヴァ書房/3990円)【→amazon
イギリス東インド会社の全盛時代というべき18世紀を中心に、その歴史を概観。東インド会社の活動を、インドで活躍した自由商人である「インド成金(ネイボッブ)」を中心に探る。
 
自然界における両性―雌雄の進化と男女の教育論 (叢書・ウニベルシタス)

自然界における両性―雌雄の進化と男女の教育論 (叢書・ウニベルシタス)

★『自然界における両性−雌雄の進化と男女の教育論−』(アントワネット・ブラウン・ブラックウェル/法政大学出版局/2625円)【→amazon
19世紀、当時の熱い科学的論題だったダーウィン、スペンサーの進化論やクラークの女子教育論に、男女平等の立場から果敢に挑んだアメリカ初の女性牧師がいた。