『クリスマスの文化史 新装版』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

クリスマスの文化史(新装版)

クリスマスの文化史(新装版)

★『クリスマスの文化史 新装版』(若林ひとみ/白水社/2100円)【→amazon
サンタクロースって誰なの?クリスマスツリーはなぜ飾るようになったの?多数の図版とともにその由来を説き明し本場ドイツのクリスマスを紹介します。
 
蹴裂伝説と国づくり

蹴裂伝説と国づくり

★『蹴裂伝説と国づくり』(上田篤・田中充子/鹿島出版会/2940円)【→amazon
神や巨獣が山を蹴裂き、湖水を沃野に変え、日本の国は始まった。ヤマトタケルが谷を削り、クマが岩を砕き、カニが沢を拓き、オオクニヌシが山を裂く。環境と共生する国土開発の姿を求めて、北海道から九州まで列島各地に残る古代の国づくり伝説を探訪する物語。
 
サブカルで読むナショナリズム―可視化されるアイデンティティ

サブカルで読むナショナリズム―可視化されるアイデンティティ

★『サブカルで読むナショナリズム−可視化されるアイデンティティ−』(谷川建司・王向華・呉咏梅/編著/青弓社/2100円)【→amazon
アニメ、ドラマ、音楽、マンガ。国境を超えて流通するサブカルチャーから東アジア各国のナショナルな感情を読み解き、サブカル化するナショナリズムの実相を明らかにして、広範に受容されるサブカルチャーがナショナルなものへと変化する転換点を照らす。
 ★『ゼロ年代の論点−ウェブ・郊外・カルチャー−』(円堂都司昭/ソフトバンククリエイティブ/676円)【→amazon
ゼロ年代に批評は何を論じてきたのか?注目すべき多くの書籍を通して、ゼロ年代の論点を文芸・音楽評論家が浮き彫りにする。そこから見えてくる従来とは異なる表現のかたちやネットの影響力、そして街並みの変容などは、まさに現在考えるべきテーマだ。本書はブックガイドとしてはもちろんのこと、ゼロ年代に論じられた幾つものポイントをナビゲーションする役割も果たすだろう。
 
ヴェノナ

ヴェノナ

★『ヴェノナ−解読されたソ連の暗号とスパイ活動−』(ジョン・アール・ヘインズ、ハーヴェイ・クレア/PHP研究所/3360円)【→amazon
1945年8月、日本への原爆投下をソ連は事前に掴んでいた!米ソ同盟の裏で行われた共産党の諜報活動を暴く「禁断の書」、待望の初邦訳。