『ケルト神話』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

ケルト神話 (Truth In Fantasy 85)

ケルト神話 (Truth In Fantasy 85)

★『ケルト神話』(池上正太/新紀元社/1995円)【→amazon
樹木を崇拝し、人間を生贄に捧げ、自然の力を操ったドルイド僧。彼らに導かれ、恐れを知らず戦う戦士たち。その活躍を謡いあげる詩人たち。キリスト教の布教とローマ帝国の隆盛とともに消えていったケルト人たちの神話を、英雄物語や叙事詩、あるいは各地の遺跡から拾い集めました。人々が抱き続けてきた「荒々しく、神秘的な古代への憧れ」が味わえる一冊です。
 
世にも奇妙なマラソン大会

世にも奇妙なマラソン大会

★『世にも奇妙なマラソン大会』(高野秀行/本の雑誌社/1680円)【→amazon
ときどき意味もなくずんずん走る? 辺境作家が挑んだ人生初のマラソン大会は、なんとサハラ砂漠だった。砂まみれの42.195キロを完走できたのか? 抱腹絶倒作品集。
 
大原幽学と飯岡助五郎―遊説と遊侠の地域再編 (日本史リブレット人)

大原幽学と飯岡助五郎―遊説と遊侠の地域再編 (日本史リブレット人)

★『大原幽学と飯岡助五郎−遊説と遊侠の地域再編−』(高橋敏/山川出版社/840円)【→amazon
幕末の東総地域は、醤油・干鰯の一大産地として隆盛する反面、治安は乱れ、村落は荒廃していた。この荒廃に立ち向かった二人、村落復興運動を展開した大原幽学と、遊侠の博徒飯岡助五郎が織りなす、地域社会再編の事件と顛末に焦点をあてる。
 
大森実伝 アメリカと闘った男

大森実伝 アメリカと闘った男

★『大森実伝−アメリカと闘った男−』(小倉孝保/毎日新聞社/1680円)【→amazon
88歳で生涯を閉じた、戦後日本を代表する国際ジャーナリスト大森実。ベトナム戦争ハノイに西側記者として初潜入した「記者魂」に迫る。
 
知の巨匠 加藤周一

知の巨匠 加藤周一

★『知の巨匠加藤周一』(菅野昭正/編/岩波書店/2310円)【→amazon
日本のあるべき姿をめぐって独自の思索を展開する一方、文学、芸術など幅広い分野にわたって人間と文化の問題を探求してきた“知の巨匠”加藤周一。その業績から、私たちは何を学び、何を継承すべきか。さまざまな分野で活躍する第一級の読み手たちが、その巨大な遺産について多様な角度から語った講演・対談の記録。