『我れ百倍働けど悔いなし−昭和を駆け抜けた伝説の商社マン海部八郎−』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

我れ百倍働けど悔いなし

我れ百倍働けど悔いなし

★『我れ百倍働けど悔いなし−昭和を駆け抜けた伝説の商社マン海部八郎−』(仲俊二郎/栄光出版社/1680円)【→amazon
「三井、三菱を追い抜け」地球上を駆け回り、世界に通用するビジネスを構築し、空と海を制した伝説の商社マン海部八郎。社内役員の嫉妬と、マスコミのバッシングに耐え、他社との熾烈な受注競争を勝ち抜いた壮絶な生涯。
 
番町麹町「幻の文人町」を歩く

番町麹町「幻の文人町」を歩く

★『番町麹町「幻の文人町」を歩く』(新井巌/彩流社/1890円)【→amazon
東京の真ん中のお屋敷町に多彩な文学者や芸術家が住み、行き交った「文人町」があった。江戸・明治・大正・昭和の「まち」の記憶を発掘しながら散歩する愉しみを満喫する。
 ★『足利義満法皇への夢を追った華麗な生涯−』(伊藤喜良/山川出版社/840円)【→amazon
東アジア世界の動きをみすえながら、国内を統一するため、義満が「武人」を脱却して「文人」としての権力者となり、「武官(幕府)」「文官(朝廷)」を従えていく経緯を、皇位や王権をめぐる問題を中心にすえて考える。
 
諸葛孔明 (ちくま文庫)

諸葛孔明 (ちくま文庫)

★『諸葛孔明』(植村清二/筑摩書房/998円)【→amazon
三国志』の主人公の一人である諸葛孔明は、三国時代(220~280年)、蜀の宰相として活躍した。彼は、曹操の魏や孫権の呉に比べて劣勢だった蜀の勢力を拡大し、主君の劉備亡き後も、縦横無尽の機略によってよく支えた。そして二千年を経た今日なお、「戦略家」「参謀」の天才として語り継がれている。基礎文献を丁寧に紹介しながら、この稀代の軍師の素顔と事績に迫る。
 
随感録 (講談社学術文庫)

随感録 (講談社学術文庫)

★『随感録』(浜口雄幸/講談社/840円)【→amazon
「ライオン宰相」の何を大衆は支持したのか。激動の大正〜昭和初期、内外の難局を正面から突破すべく奮闘した浜口雄幸。確固たる政治哲学に従い謹厳実直で頑固に政治に邁進した宰相が思いを率直に綴る遺稿集 。