『旅する駅前、それも東京で!?』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

旅する駅前、それも東京で!?

旅する駅前、それも東京で!?

★『旅する駅前、それも東京で!?』(カベルナリア吉田/彩流社/1890円)【→amazon
小さな小さな駅から始まる「東京の旅」。東京には600以上の駅がある。その駅前には見知らぬ風景と出会いと発見―「旅」があふれている!沖縄&島旅ライター、あえて東京で「旅」に出発。
 ★『武士の評判記−『よしの冊子』にみる江戸役人の通信簿−』(山本博文/新人物往来社/1470円)【→amazon
『よしの冊子』―それは、老中松平定信の命を受け隠密たちが役人の勤めぶりや市中のうわさを調べ上げた報告書。今も昔も変わらない本音とタテマエが交錯する江戸サラリーマン社会の実態とは―。
 
戦後日本経済史 (新潮選書)

戦後日本経済史 (新潮選書)

★『戦後日本経済史』(野口悠紀雄/新潮社/1260円)【→amazon
奇跡的な高度成長を成し遂げ、石油ショックにも対応できた日本が、1990年代以降のグローバル化とITの活用に立ち遅れているのはなぜか?それは、第2次大戦中に構築された「戦時経済体制」が、現在も強固に継続しているからだ。「戦後は戦時と断絶された時代」という常識を否定し、「日本の戦後は戦時体制の上に築かれた」との新しい歴史観を提示する。
 
上海に生きた日本人―幕末から敗戦まで 近代上海的日本居留民(1868‐1945)

上海に生きた日本人―幕末から敗戦まで 近代上海的日本居留民(1868‐1945)

★『上海に生きた日本人−幕末から敗戦まで−』(陳祖恩/大修館書店/2940円)【→amazon
戦前の上海には、日本人の一大コミュニティがあった。彼らはいかにこの地に進出し、どのような日々を送っていたのか。上海を代表する中国人歴史学者が、日中双方の資料を駆使し、商業、工業、教育、建築、文化活動、日中間の交流などから、往時を立体的に浮かび上がらせていく。上海に滞在した人、滞在中の人、これから上海を訪れる人のためのエピソードが満載。当時を偲ばせる貴重な写真250点。略年表、新旧対照略地図付。
 
近世ヨーロッパの民衆指導者

近世ヨーロッパの民衆指導者

★『近世ヨーロッパの民衆指導者 増補改訂版』(石塚正英/社会評論社/2100円)【→amazon
現代を読むための社会思想史入門。歴史的転回期の思想家・革命家たちの思索と挑戦。