『科学の扉をノックする』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

科学の扉をノックする (集英社文庫)

科学の扉をノックする (集英社文庫)

★『科学の扉をノックする』(小川洋子/集英社/480円)【→amazon
宇宙のはじまりはカップからこぼれたコーヒー?人間が豚を食べられるのは遺伝子のおかげ?作家、小川洋子が様々な分野で活躍する科学のスペシャリスト7人にインタビュー。科学の不思議を解き明かすため、日々研究に打ち込むひとびとの真摯な姿に迫る。そこから見えてきた興味深い成果の数々とは。ふとした疑問から巨大な謎まで、科学に関するあなたの『?』を解決する珠玉の入門書。
 
昭和の鉄道<60年代> (JTBの交通ムック)

昭和の鉄道<60年代> (JTBの交通ムック)

★『昭和の鉄道〈60年代〉−新時代の幕開け−』(/JTBパブリッシング/1890円)【→amazon
昭和を10年ごとにわけ、それぞれの時代におこった鉄道界のできごと(新線、新車、ダイヤ改正等)を貴重な資料とともに振り返ります。誌面には時刻表を随所に盛り込み、より具体的な鉄道風景を再現しています。昭和60年代は短いながらも、国鉄の分割・民営化や青函トンネル・瀬戸大橋の開通など、他の年代並みに大きなできごとがたくさん詰まっていた時代。あわただしくも常に前進を続けていた4年余の鉄道界を詳しく再現する一冊であり、既刊『昭和の鉄道<30年代>』『昭和の鉄道<40年代>』『昭和の鉄道<50年代>』の続編です。
 
ラジオの魂

ラジオの魂

★『ラジオの魂』(小島慶子/河出書房新社/1575円)【→amazon
世の中って捨てたもんじゃないよ! TBSラジオの人気番組『小島慶子キラ☆キラ』のメインパーソナリティが語り下ろしたラジオの魅力。いまラジオがメチャクチャ熱いし面白い!
 
浪漫図案 明治・大正・昭和の商業デザイン

浪漫図案 明治・大正・昭和の商業デザイン

★『浪漫図案−明治・大正・昭和の商業デザイン−』(佐野宏明/編/光村推古書院/2940円)【→amazon
明治・大正・昭和初期のラベル・パッケージの図案集。約1300点の図案を収集し、時代の流れがわかるとともに、豊富な図案は見るだけでも楽しい。 明治維新、文明開化、欧化主義、殖産興業、国粋主義大正デモクラシー大正ロマン、昭和モダンとめまぐるしく変化する時代背景の中、西洋から怒涛の如く流れ込んできた西洋文化と日本の伝統文化とが、ある時は反発しながら、ある時は融合しながら、独特の折衷文化を築いてきた。その時代の活気あふれる文化の変遷を一目で俯瞰するのは困難ではあるが、商業活動にかかわる創作物から、時代の雰囲気を強く感じ取る事ができるのではないだろうか。
 
都市を生きぬくための狡知―タンザニアの零細商人マチンガの民族誌―

都市を生きぬくための狡知―タンザニアの零細商人マチンガの民族誌―

★『都市を生きぬくための狡知−タンザニアの零細商人マチンガの民族誌−』(小川さやか/世界思想社/5460円)【→amazon
自らマチンガとなり、タンザニアの路上で、嘘や騙しを含む熾烈な駆け引きを展開しながら古着を売り歩き、500人以上の常連客をもった著者。ストリートで培われる狡知に着目して、彼らのアナーキーな仲間関係や商売のしくみを解き明かす。