『ベートーヴェンの生涯』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

ベートーヴェンの生涯 (岩波文庫)

ベートーヴェンの生涯 (岩波文庫)

★『ベートーヴェンの生涯』(ロマン・ロラン/岩波書店/630円)【→amazon
少年時代からベートーヴェンの音楽を生活の友とし、その生き方を自らの生の戦いの中で支えとしてきたロマン・ロラン(1866―1944)によるベートーヴェン賛歌。20世紀の初頭にあって、来るべき大戦の予感の中で、自らの理想精神が抑圧されているのを感じていた世代にとってもまた、彼の音楽は解放のことばであった。
 
イノセント・ガールズ 20人の最低で最高の人生

イノセント・ガールズ 20人の最低で最高の人生

★『イノセント・ガールズ 20人の最低で最高の人生』(山崎まどか/アスペクト/1523円)【→amazon
「廃屋の中で発見されたジャクリーヌ・ケネディの従姉妹」「『ティファニーで朝食を』のモデルとなったエッセイスト」…etc.20世紀を駆け抜けた彼女たちの、世にも不思議な物語。
 
花甲録?日中友好の架け橋 (東洋文庫)

花甲録?日中友好の架け橋 (東洋文庫)

★『花甲録 日中友好の架け橋』(内山完造/平凡社/3465円)【→amazon
日中戦争の最中に、魯迅郭沫若など中国の文化人と交友し、日中友好に大きな足跡を残した内山完造が、その誕生から還暦の1945年までの、自らの生涯と交友を綴った歴史的にも貴重な自伝。
 
スペイン内戦――1936-1939 (上)

スペイン内戦――1936-1939 (上)

★『スペイン内戦 上 1936−1939』(アントニー・ビーヴァー/みすず書房/3990円)【→amazon
通説をくつがえす新たな通史の誕生。第二次世界大戦の前夜に、軍事クーデタに始まり代理世界戦争に拡大した、二十世紀を象徴する戦いを詳述し、スペインで絶賛、欧米でベスト&ロングセラー。
 
スペイン内戦――1936-1939 (下)

スペイン内戦――1936-1939 (下)

★『スペイン内戦 下 1936−1939』(アントニー・ビーヴァー/みすず書房/3780円)【→amazon
はじめて描かれる公平な全体像。ソ連崩壊で利用可能になった膨大な新史料を渉猟、内戦史の重要な空白を埋める。
 
図説 ビザンツ帝国---刻印された千年の記憶 (ふくろうの本/世界の歴史)

図説 ビザンツ帝国---刻印された千年の記憶 (ふくろうの本/世界の歴史)

★『図説ビザンツ帝国 刻印された千年の記憶』(根津由喜夫/河出書房新社/1890円)【→amazon
千年にわたり、東地中海に君臨したビザンツ帝国。その国家の記憶を、帝国ゆかりの場所に残る史跡や芸術作品を手がかりに読み解く、新しいビザンツ帝国史。