『江戸三〇〇年「普通の武士」はこう生きた−図解版−』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

★『江戸三〇〇年「普通の武士」はこう生きた−図解版−』(八幡和郎・臼井喜法/ベストセラーズ/819円)【→amazon
武士とはいかなる人々であったのか。背景、懐具合、教育、姿や所作、人生訓や処世術、仕事など、等身大の武士像を掘り起こし、時代劇とは無縁な平凡な「サムライ」の本質に迫る。
 
「教養」とは何か (講談社現代新書)

「教養」とは何か (講談社現代新書)

★『「教養」とは何か』(阿部謹也/講談社/735円)【→amazon
哲学のすべてを修めた後、靴直しや陶工として働く―西欧中世の知恵のあり方や公共性と「世間」の歴史的洞察から、誰もが身につけうる教養の可能性をさぐる。
 
昭和天皇のごはん―おいしい話と秘伝のレシピ (新人物ブックス)

昭和天皇のごはん―おいしい話と秘伝のレシピ (新人物ブックス)

★『昭和天皇のごはん−おいしい話と秘伝のレシピ−』(谷部金次郎/新人物往来社/1470円)【→amazon
弱冠17歳で宮内庁大膳課に奉職し、天皇皇后両陛下の食事を作り続けてきた著者が語りつくす、両陛下の貴重な思い出の数々と、料理の真髄。毎日、両陛下のためだけに作られる、質素でありながら伝統や旬を大切にして心を込めた料理の数々。そして、「好き嫌いなくなんでも食べる」ことを健康の秘訣とされ、「おいしかった」のお言葉をおかけくださる両陛下。現代の日本人が忘れてしまった、あるべき「理想の食卓」は、実は天皇家の食卓だった―。
 
新書アフリカ史 (講談社現代新書)

新書アフリカ史 (講談社現代新書)

★『新書アフリカ史』(宮本正興松田素二編/講談社/1470円)【→amazon
人類誕生から混沌の現代へ、壮大なスケールで描く民族と文明の興亡。新たなアフリカ像を提示し、世界史の読み直しを迫る必読の歴史書
 
谷干城―憂国の明治人 (中公新書)

谷干城―憂国の明治人 (中公新書)

★『谷干城憂国の明治人−』(小林和幸/中央公論新社/840円)【→amazon
坂本龍馬の二歳下に土佐で生まれた谷は、幕末期、藩主山内容堂に見込まれるが、尊皇攘夷、討幕の志を持ち各地を奔走。明治維新後は、軍人として台湾出兵西南戦争を勝利に導き名望を集める。日本初の内閣で入閣するも、西欧見聞後、議会の重要性、言論の自由を主張し藩閥政府を批判して下野。以後、貴族院を舞台に日清・日露戦争で非戦論を貫くなど、国家存立のため国民重視を訴え続けた。天皇と国民を深く愛した一明治人の生涯。