『物語日本推理小説史』ほか

今日の読みたい本・おすすめ版。
1日5冊紹介(当分)。
 

物語日本推理小説史

物語日本推理小説史

★『物語日本推理小説史』(郷原宏/講談社/2415円)【→amazon
探偵・推理小説なくして日本文学はありえず黒岩涙香から江戸川乱歩を経て松本清張の登場まで60年。この間あらゆる文士にとって探偵小説は気になるジャンルであった。その受容と展開をたどる骨太の通史。
 
よなかの散歩 (ORANGE PAGE BOOKS)

よなかの散歩 (ORANGE PAGE BOOKS)

★『よなかの散歩』(角田光代/オレンジページ/1300円)【→amazon
雑誌『オレンジページ』で連載中の人気エッセイが、待望の単行本化!大好きな食べ物や料理の話、新しい家族への愛、旅行への熱い思い……などなど。日々のことを、やわらかで、軽やかな視点で見つめたエッセイ集。
 
これだけは知っておきたい言葉づかい: 時とともに言葉が変わる理由

これだけは知っておきたい言葉づかい: 時とともに言葉が変わる理由

★『これだけは知っておきたい言葉づかい−時とともに言葉が変わる理由−』(竹林一志/笠間書院/1260円)【→amazon
何が正しくて、何が間違っているのか?どうしてこんな言葉が生まれたの?知れば納得!言葉の見方・使い方のトレーニング。「言葉づかい力」を磨く。
 
齋藤孝のざっくり!西洋思想

齋藤孝のざっくり!西洋思想

★『齋藤孝のざっくり!西洋思想−3つの山脈で2500年をひとつかみ−』(齋藤孝/祥伝社/1575円)【→amazon
西洋思想を理解するための3つの「山脈」とは?プラトンアリストテレスからニーチェハイデガーまで、「知の歴史」がわかる。
 
フェルトリネッリ

フェルトリネッリ

★『フェルトリネッリ−イタリアの革命的出版社−』(カルロ・フェルトリネッリ/晶文社/3575円)【→amazon
大戦後のイタリアで、一族の巨万の富を承継したジャンジャコモ・フェルトリネッリ。若き共産党員として働いていた彼は、戦中に失われた歴史を埋めあわせるべく、社会主義や労働史を中心とした国内外の文書の収集を始める。その研究は図書館の創設へとつながり、事業家としての才にも長けていたジャンジャコモはやがて、一族の名を冠した出版社を、さらには書店を立ち上げて、パステルナーク、ケルアック、ゲバラといった、当時の社会に問題を投げかける作家の本を次々と刊行していく。読者をぐっとつかみ、読者の価値観を変え、読者に何かを植えつける―フェルトリネッリは斬新な出版の世界を広げる。しかし、彼のその強い理念こそが、自身を現実の革命運動へと追い込んで行く…。