「田舎の頭のいい中学生」がなぜ「2ちゃんねるのありきたりな匿名人」と同程度にダメか。
これは以下の日記の続きです。
→http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20060513#p1
ええと、これは考えながら書いてみるメモです。あとで考えが変わる可能性はけっこうあります。
まず、「田舎の頭のいい中学生」がなぜ、それではダメなのかというと、
田舎←→都会
頭のいい←→頭の悪い
中学生←→オトナ
という対立項で考えてみますね。
「頭の悪い」のは、はっきりいって「田舎」だろうが「都会」だろうが、「中学生」だろうが「オトナ」だろうがダメ、というのはあるので、これを最下層レベルにしておきます。
で、それ以外の「田舎」が「都会」と比べてなぜダメかというと、仮想敵の幅に限界がある、ということで。もっと言ってしまうと、「頭の悪い奴しか、頭のいい奴には仮想敵にならない」という、多様性の欠如が問題なわけです。
で次に、これは「都会」「田舎」とも関係あることかもしれませんが、「中学生」と「オトナ」とは、言語の使いかたにおける洗練の度合いの違い、があります。
たとえば、「いい趣味をお持ちですね」というのは、オトナにとっては「最低の趣味を持つ(と判断できる)人間」に対するワルクチの婉曲表現です*1し、「勉強になります」というのは「俺はお前をバカにしているんだぜ」という意味の婉曲表現です*2。出された料理があまりにもひどかった場合、「なんだこのマズい飯は。俺を犬と思っているのか」と怒るのが田舎の武士で、「これは…微妙な味ですね。どうもこの料理は私には理解しにくいようで申し訳ありません」というのが都会の貴族になりますか。要するに「低レベルの仮想敵」を相手に「直球で何かを言ってしまう」うえ、その考えも「仮想敵に対するアンチ」的な意味しかない、というのが、「2ちゃんねるのありきたりな匿名人」が俺基準でダメな理由なのです。
(2006年5月10日)
ブックマークから(2006/05/10)
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