劣化ウラン弾に関する個人的な考え

時々明言しておかないと、「劣化ウラン・ウラン弾は安全である」と俺が主張しているみたいな誤解を招きかねないので、やっておきます。
1・劣化ウラン弾の、化学的毒性はどうもかなり高いみたいなので、それによる土壌や水の汚染(重金属汚染)の面で、それが使われた地域での環境破壊や人間に対する影響がとても心配である。健康にいい兵器は存在しない。
2・ただ、劣化ウラン弾放射性物質としての影響は、どうもはっきりしない部分が多すぎて、劣化ウラン弾が使われた地域での癌・白血病の増加がそもそもあるのか、あったとしてもそれは劣化ウラン弾の(重金属汚染ではなく)放射線の影響と断言できる根拠があるのか知りたい。
3・反米の姿勢を持つジャーナリストが、フセイン独裁政権下で撮ったというような「かわいそうな子供の写真」は、子供はかわいそうだと思うし、ジャーナリストの反米的姿勢も許容範囲内ではあるが、反米のためのネガティヴ・キャンペーン的姿勢が強すぎて、情報としての信頼度が低い(本当にその、かわいそうな子供は「劣化ウラン弾」の、それも放射線による被害者なのか、という疑惑がある)。
4・人を殺すのは嫌だし、死ぬのはもっと嫌だが、真実を知りたいという好奇心(知的興味)はある。嘘をついている人間がもしいるとしたら、それはたとえ世界をよくしたいという目的があったとしても、結果的には世界を悪くする方向でしかない行動だろう。