読書感想

他サイトの過去ログをあれこれ見ていたら、「○○(著者の名前)さんすみません」って一文がある本の感想テキストを発見した。これって、「○○さん」がそのサイトを見ている、という前提で書いているんだろうなぁ。雑誌や新聞の書評などは当然、著者にも読まれていることが前提のことを書くわけですが、個人サイトの場合は、サイト運営者はどこまでそれを意識しているんだろうか。あるいは、意識すべきなんだろうか。もちろん著者が目を通していることを前提としてのパフォーマンス(文章テクニック)は許容ですが、過剰になりすぎると、「この人の本の評価は、○○氏の本については、あまりあてになりそうにないな」と思われるだけなので、特定個人のサービスを優先するあまりに、不特定多数への配慮としては疑問が残るのであった。
あと、本を贈呈してもらって読んだ本や、図書館で借りて、あるいはブックオフで買って読んだ本などで(要するに、著者に印税収入が入らないような形で読んだ本などで)、その本を入手した方法に言及するという行為にも疑問。まぁ、新刊として書店で流通してない本だったら「古書店で苦労して入手。やっと読めた」みたいな一文があったほうが、その著作への愛情が感じられる場合もありますが。
…「リンクしないで言及するという行為(http://artifact-jp.com/mt/archives/200401/nonlinkreference.html)」というのをやってみましたが、別に「誘い受け」ではありません。