「高校生・今村歩さんの請願書」の中身について、いい感じで批判していた人のメモ

ちょっと皆さんにも読んでもらいたいと思うのでリンク。
↓Ars Weblog
http://cgi.f4.aaacafe.ne.jp/~hapipara/index.php
この中の、2004年2月12日づけ。
イラク問題と情報リテラシー[雑談]
http://cgi.f4.aaacafe.ne.jp/~hapipara/index.php?200402#20040212_05


個人的には、自分は自衛隊の方の意見を直に聞いたので、この件に関しては首相に賛成ですね。それにちゃんと発言の前に読んでいないと断っているのだし。
署名書と請願書に書かれている内容が違うという問題は他サイトに任せるとして、請願書の内容に異論がある。その一部を引用します。
本当にイラクの国民を助けたいと思うのなら「国益」は必要ありません。将来のイラクとの関係は大切ですが、今は本当に苦しんでいる人たちを助ける本当の支援を行ってください。
これはそもそもの「国家とはなんたるか」という概念を全く無視した乱暴な発言だと思われ。個人的には国家とは「国益を追求する枠組」だと考えています。自分は別に自民党万歳な人ではないけれど麻生総務大臣の言葉を借りると蒼生安寧(そうせいあんねい)の追求こそが国家の目標なのである。
蒼生安寧について
そんな国家に対して「国益は必要ない」というならば、日本はこの先暗い将来しかないですね。そもそもNGO(非政府組織)というのはそういった国益に関係無いがために国家が出来ない事をサポートするために生まれた、国家とは相補的であるべき組織であるので、そういった国益に関係ないような事はNGOに任せてやれば良い。っつーわけでこの請願事は本来ならばNGO団体に向けて出すべきなのではないのだろうか。
今回のイラク問題での本当の焦点は日本の国益についてではなかろうか。自衛隊の方もこの点について一番熱を入れて語っていたと思う(これに関しては過去の日記を検索で探してくれまし)。
これについては、いろいろ考えたりしたこともあるんですが、またあとで。
(とりあえず別のかたのご意見。http://d.hatena.ne.jp/tzetze/20040214#p2。リンクだけ)