今の世界の「地雷(対人地雷)」はどうなっているのか

lovelovedog2004-07-24

ということで、少し調べてみました。
多分ここのサイトが一番くわしいのでは
↓Landmine Monitor
http://www.icbl.org/lm/
↓最新のレポートではこんな感じ
http://www.icbl.org/lm/2003/
↓使用している(された)国の地図(大)
http://www.icbl.org/resources/photo/Illustrations/Maps/Landmine_Monitor_2003/Use_of_APL_-Large.gif
↓所有している国の地図(大) ※「地雷が埋められている国」の地図はありませんでした
http://www.icbl.org/resources/photo/Illustrations/Maps/Landmine_Monitor_2003/Stockpiles_of_APL_-Large.gif
↓製造している国の地図(大)
http://www.icbl.org/resources/photo/Illustrations/Maps/Landmine_Monitor_2003/Production_of_APL_-Large.gif
念のために言っておきますが、地図の赤い国は「オタワ条約を批准している国」で、地雷について積極的に廃絶しようとしている国です。お間違えなきよう。
さて、これを見た上でもなお、朝日の人と同じことが言えるかどうか。もう一度その部分を引用しておきますね。
朝日新聞天声人語2004年7月22日づけ
http://www.asahi.com/paper/column20040722.html


 地雷が埋められている国を、まだら模様で表した世界地図を開く。インドシナから中東、バルカン、アフリカに至る範囲で、まだらが目立つ。世界の埋蔵地雷は1億個以上で、20分に1人が死傷しているとの推計もあった(『地雷問題ハンドブック』自由国民社)。

 次に地雷を製造する国を塗り分けた地図を見る。地雷は埋まっていないが製造している国が分かる。目につくのは米、英、仏、そして日本だ。しかし、日本製の地雷は自衛隊保有している。これまで海を渡っておらず、どの国の人も殺傷していない。

これはあくまでも私感ですが、俺には「埋められている国」というのを「使用している(された)国」と解釈して地図を見ると、目立つのは中近東・アフリカ、「所有している国」と解釈すると、目立つのはウクライナ・中国・ロシア・アメリカでしょうか。
「製造している国」だと、ロシア・アメリカ・中国・東南アジア〜中東あたり。
「地雷は埋まっていないが製造している国」は、どうも俺の見たところではありませんでした。アメリカぐらい? 俺の目が少し変なのかもしれないですが、「米、英、仏、そして日本」でないことだけは確かです。逆に「地雷は埋まっているが製造していない国」は、アフリカ中央部・中南米、それに旧ソ連ウクライナベラルーシなど、でしょうか。