もう一つ、JANJANから

編集委員レビュー(11月第4週)
http://www.janjan.jp/editor/0411/041122883/1.php
「[5407] 編集委員レビューに書き込みをくれた荏原さんに」という、編集委員の広岡守穂さんからコメントがあったのでご紹介。広岡守穂さんはいい人です(多分)。ていうか、正直な人ですね。

まいったなあと思いました。僕が福間町とつきあい(?)があるのはおっしゃる通り。でもそういったことを明かすべきかどうかは、いつも悩むんですね。しばしば自慢話みたいに響くことがありますし、結局のところ自分が客観的に事実だと考えていることだけを並べるのがいいと思っています。そのことは自分の著書にも書いています。この点はどうかわかってください。

で、気になったのがそのコメントのこの部分。

また条例には政治的な意味が色濃くあります。男女共同参画をつぶそうとする声高なうごきが目立ちはじめた中で、条例づくりは一苦労です。千葉県は堂本知事が非常に意欲的ですが、議会の反対で条例案は葬られてしまいました。東京都荒川区では男女共同参画の精神に逆行するような条例があやうく成立するところでした。

これに対しては、千葉県議会とか荒川区議会側の言い分とかも読んで見たくなったので、やはり今のところはメモだけですけど、残しておきます。この部分の記述は、広岡守穂さんにとっては「客観的に事実だと考えていること」かもしれませんが、少し主観が入りすぎているような気も。
こんなところとか。
フェミニストの弱点『乱用防止規定』(ジェンダーフリー入門)
http://www.tctv.ne.jp/enoku/s15.html

東京都荒川区の「男女参画条例案」の中に『乱用防止規定』が入っていたため、フェミニストは非民主主義的な方法を使って、この案を撤回させました。フェミとしては、なりふり構わず阻止したかったのでしょう。それほど嫌だったということです。

林道義のホームページ
http://www007.upp.so-net.ne.jp/rindou/
↓千葉県の男女共同参画条例の危険性
http://www007.upp.so-net.ne.jp/rindou/femi18.html

 堂本知事と自民党県議団が決定的に対立している点とは、第一は「男女が性別にかかわりなく個性や能力を発揮できるように」という規定。自民党は「性別にかかわりなく」という部分を削れ「男女の違いを認めよ」と主張している。

 「性別にかかわりなく」と言われると、一見もっともだと感じてしまうが、「性別にかかわりない個性や能力がありうるのか」と考えてみると、「性別にかかわりなく個性や能力を発揮できる」という表現のおかしさが明らかになる。「個性」も「能力」も「性別に関係のない」ものなどありえないのだ。「男女の違いを認めよ」という自民党の主張の方がもっともである。

 第二は、性および子を産み育てることを「自らの意思で決定できる」としている点。自民党は「性の自己決定」という考え方、とくにこの思想で子供を教育するという思想は、まだ自己決定ができない子供に対しては危険だと主張している。この点についても自民党県議団の主張はあまりにも当然であり、良識ある考え方である。

あと、「荒川区男女共同参画社会懇談会」に関する奴。
↓1 『報告書』・全文
http://www007.upp.so-net.ne.jp/rindou/arakawa1.html
↓以下、「8 荒川区の教訓」まで8ファイル
http://www007.upp.so-net.ne.jp/rindou/arakawa8.html
なんかまたウヨサヨな意見が錯綜している様子。両方の言い分を少しちゃんと読んで判断してみたいと思いますが、フェミニズムに関してはやはり各人の主観的感想が表に出てしまいがちな気がします。