この団体って他と言ってることが違うので参考になる

仏国境なき医師団元会長スマトラ沖地震でマスコミ批判世界日報)(←セカンド・カップ はてな店)

 【パリ15日安倍雅信】ノーベル平和賞も受賞している民間医療救援組織「国境なき医師団」(MSF)のロニー・ブロウマン元会長が十五日、仏国営テレビ・フランス3に出演し、スマトラ沖地震津波報道について「実際の現状からかけ離れた報道で誤解を招いている」と公共放送のあり方を批判し、波紋を投げかけている。
 スマトラ沖地震津波の発生から、世界で最も早い四十八時間以内に、現地に医療チームを派遣したMSFは今月六日、「われわれは、スマトラ沖地震の被害に対する寄付受け取りを停止する」との声明を発表、驚きを持って受け止められた。三十年以上の人道支援の経験を持つ世界的組織の決定だっただけに重く受け止められた。

 ブロウマン元会長は、インタビューの中で「実際に現地で救援活動を開始して分かったことは、医療支援を必要とする重病患者や重症者は、予想よりもはるかに少なく、上下水道の整備などのインフラ整備でも、指摘されているような莫大な費用は必要としていない」と語り、国連などが試算する百億ドル規模の復興資金の必要性について、「理解できない」と語った。

 フランスでは、同被害支援に対して、MSFやユニセフ、仏赤十字などの民間人道支援団体に対して、すでに一億二千四百万五千ドル以上の寄付金が集まっていることが公表されているが、「必要以上の寄付金を集めることは、寄付者への誠実さを欠く行為」とブロウマン氏は説明、寄付受け取りを中止したと語った。

 同時に、「これほど多額な寄付金が集まった背景には、公共放送メディアが、極端な過大報道を行ったため」と指摘、「大げさな報道が、事実を誤認させている」と語った。また、スマトラ沖地震の過剰報道で、「もっと支援の必要な問題が影になった」と批判した。MSFは、紛争地域や自然災害地域での医療救援活動では、民間最大規模で長い経験を持っているだけに、自然災害の報道姿勢批判は、大きな波紋を呼んでいる。
2005/1/15 21:48

国境なき医師団」にどういう背後関係があるのかは不明ですが、寄付金・義捐金に関する使われかた疑惑、みたいなネタも、しばらくすると出てくる(この団体があばく)ような予感です。