言われてみるとごもっともではありますが

世界史であいまい出題/センター試験 軍政下の沖縄主権は回復?(沖縄タイムス)(←日本最末端ニュース紀行)

 十五日にあった大学入試センター試験の「世界史B」で、米軍政下の沖縄の地位にかかわる内容の選択肢があり、その妥当性があいまいで、受験生が混乱するとの声が出ている。

 指摘があったのは「第二次世界大戦後に諸国家間で結ばれた条約」について、四つから正解を選ぶ問題。「サンフランシスコ平和条約により、日本は主権を回復した」との選択肢があった。

 琉球大学高嶋伸欣教授(社会科教育)は「沖縄は占領下で、主権を回復したかは教科書によって表記が異なっている」と指摘。「表記が定まっていない事柄を出題するのは不適切。特に沖縄の受験生は混乱する恐れがある。出題者が沖縄を切り捨てている発想もみえる」と訴える。

 県立高校の歴史担当教師で、副読本「琉球・沖縄史」を編集した新城俊昭さん(嘉手納高校)は「現在の教科書のレベルから見れば、正確な知識があれば受験生に大きな混乱はないだろう。他の選択肢と比較すれば正解にたどり着く」という。

 ただ、「沖縄は占領下なので完全に主権は回復していないとの見方があり、設問に使うには慎重にしてほしい」と注文。また「沖縄県民としての立場から言えば、納得できない部分がある」と話した。

近代史・現代史を問題に出すのは、あちこちから違う意見が出て来そうなので再考する必要があるかもです。