ブログ「炎上」とネット内の匿名・実名について

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シナトラ千代子 - 検索炎上:ネットで最初に炎上したところ
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ラピュタ

どこかで書いたけど、謝罪=白旗=敗北なんですよね。やらかして、叩かれて、非を認めた、つまり負けを認めた以上はカッコよく負けようなんて思ってはいけなかったんですよ。ヘタな自尊心を守ろうとするなら結局は灰も残らぬまで戦って消え去るしかないんだよね。最近はちょっと減ってきたみたいだけど、後のことを考えないで他サイト言及でもしようものならあっというまに炎上しちゃったりするんだよ個人サイトなんてさ。

↓こんなのも
『サルでもできるはてなダイアリー』 第十回

<ブログ・そこが知りたい>
なぜブログのコメント欄は燃え上がってしまうのでしょうか

人間は、まわりの批判を謙虚に受け止め、反省しなければならない。
しかし・・・・・・
ここに1つ大きな問題がある。それは、有名人、著名人は1人(または数人のグループ)であるのに対し、インターネットにアクセスしている人間は果たして何人いるか、という事。
おまけに、先に述べたように、匿名での議論において、擁護がバッシングに勝てるはずがない。
したがって、匿名からの批判を謙虚に受け入れていたら、ハードディスクがいくらあっても足りない。とにかく、そのサイトのBBSは批判の雨あられ。まさに「ファンサイトという名のアンチサイトの誕生」である。

有名人のブログでコメント欄を開放しておく事は、自殺行為に他なりません。ごく稀にたけくまメモさんのような例外に出会う事もありますが、よっぽどの事がない限り荒れると思っておいて間違いないです。有名人になりたかったら、まずコメント欄を最初から付けない! これが大事です。だって、コメント欄が荒れ出してから外したら、なんか恥ずかしいし格好悪いですもんね。あっ、もう遅いですか?

俺もネット外の有名人に、もし仮に万が一なったとしたら、ブログを(こっそり)はじめるときには「コメント欄」は設けないことにしようと思いました。
それはさておき、「匿名」と「実名」の問題ではこんなのも。
「個人ブログ運営は匿名で」、電子フロンティア財団がアドバイス - nikkeibp.jp - 注目のニュース

米国の非営利団体Electronic Frontier Foundation(EFF:電子フロンティア財団)は,個人ブログ運営時の注意事項を提言した。EFFが米国時間4月6日に明らかにしたもの。「不利な状況に陥らないようブログで発言するには自分の個人情報をうまく管理することが大切で,それには匿名運営が最良の方法だ」(EFF)
匿名運営は思ったより簡単でないという。EFFは「実名や自分の写真を掲載しないのは当然だが,職場環境に関するブログなら,会社の場所,従業員数,事業分野などについても書かない方がよい」とアドバイスする。「匿名性を高める手段として,匿名で利用可能なブログ・サービス『Invisiblog.com』や,ブログ編集に使うパソコンのIPアドレスを隠せる匿名ネットワーク『Tor』の使用も検討に値する」(EFF)

ブログに本名を載せたばかりに可哀想なことになってしまった

今朝から憂鬱である。たまたま自分の名前で検索を掛けてみたのだが、トンでもないことになっているのだ。上位にずらずら小生への悪口が出てくる。いや、参りました。

実名でブログを公開していると実生活で実害があり(実害がある場合もあり)、ネット内では匿名、というより名無し、でブログにコメントを送っている人間によってコメント欄がすさんでしまう、という問題を、差しさわりがないようにしのぐのは難しいですね。俺としては、実名もしくはそれに近い名前でブログを公開している人をあたかも匿名の人(名前を伏せている人)のように扱ってあげたり、匿名の人をあたかも実在の人物のように扱ってあげたりする、という、「運営者」と「利用者」の相互的なモラル立てぐらいしか思いつきません。法的に「ネットで公開するテキストはすべて実名での公開にする」というのも、ストーカー防止や個人情報保護の流れとは逆方向すぎるので。
マスコミに所属していながら、「匿名の読者」による圧力、というか、公開されたものに対する否定的な意見に慣れていなかった、それ故に扱いに失敗しちゃった(ブログ炎上させちゃった)人がいたりしたのが、俺にはとても不思議なんですが。
たとえば出版関係でも、漫画雑誌のアンケートはがき、もしくはそれに類するようなものなどをダイレクトに見ることができる職場・職種の人間だったら、読者がどんなに率直な意見を言ってくるものなのか、という判断は容易にできるわけで、多分そういう経験のない「マスコミに所属している人」というのは、なんか読者との間にフィルターを持っている人なんでしょうね。
週刊誌や新聞の記者は、「読者の苦情受け入れ窓口」という職務を新人の時代に経験しておくと面白いんじゃないかと思います。たとえば、漫画雑誌のアンケート整理担当は新人の編集者が基本で、編集長に「読者の声というのは、ひでぇこと言っている奴ほど参考になるから、アンケートはがきの整理のついでの、暇なときに目を通しておくように」と言われたりすると思うんですが。
↓ついでに参考画像。
三谷幸喜・ほめられると伸びるタイプ
まぁ、ここらへんの「匿名」とか「匿名の悪口」について俺が言及しすぎると、嫌なコメントが本当につきかねないので、このへんで。