中国の反日デモに関する諸外国の意見と、日本は何回謝っているかということ
→中国反日デモについて「世界の民の声」をBBCで検証してみる(←木走日記)
BBCの読者投稿欄でピックアップされた27の意見の紹介と翻訳。ものすごい力作なのでぜひ読んでみてください。
俺の感想としては、
1・日本は謝罪していない(謝罪している、という情報がちゃんと諸外国の人に伝わっていない)
2・中国の歴史教科書に天安門やチベットのことは書かれているのか
3・中国はそんな昔のことを批判できるほどの人権尊重している国なのか
みたいなご意見が目立ちました。気になったのは、たとえばこんなご意見。
私には、日本人の手で死んだ家族があります。日本人は彼らの過去の残虐行為を一度も謝罪したことはありません。日本人が全ての行為を認めてそして謝罪するまで、一切許しません。
ジェイソン・チャン、マイアミ、米国
これは新しい「謝罪の文化」の一部です。 まず最初に、私たちは、400年前でしたが、法王に宗教改革に対し謝罪させました。 そして、アブラハム・リンカーンは既に謝っていましたが、最後の奴隷が解放された150年後に、クリントン大統領は黒い奴隷制度を謝罪しました。 日本は17回謝りました。十分はいつ十分になるのですか?
(太字は引用者=俺)
で、こんなところから「日本の謝罪」について考えてみたり。
→日本の戦争謝罪発言一覧 - Wikipedia
→日本の戦争謝罪 - Wikipedia
「謝罪」「お詫び」という表現が端的に表されている明白な公式謝罪声明には、日朝平壌宣言、日韓共同宣言、村山談話の3つがある。
「17回謝った」という回数その他は不明ですが(誰かこの回数の「根拠」についてご存じのかたは教えてください)、中国様に対する「公式謝罪」は存在しない、という解釈も間違っていないかも。村山さんのは「談話」だし。ただ、謝罪に近いような「反省」とか「哀悼の意」とかはあるので、それについてはちゃんと中国は報道しているのか、というのも気になります。現在は少し双方とも頭に血が上っている状態なので、まぁそのことはもう少し落ち着いてから考えたり実行したりすることにしてもらって。