「アジア・アフリカ首脳会議における小泉総理大臣スピーチ」に関するリンク集

↓これは以下の日記の続きです
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20050424#p1
　
↓こんなすごいのが出来てたのでご紹介
→玄倉川の岸辺：「アジア・アフリカ首脳会議における小泉総理大臣スピーチ」を論じたブログいろいろ

今回あちこちのブログを読ませていただいて興味深かったのは「最初聞いたときは腹が立ったが、スピーチ全文を読んだり『肯定派』ブログを読んで納得した」という意見がいくつか見られたことでした。

そうなのです。新聞の「要旨」や、それに添付された新聞関係者（ジャーナリストその他）の「感想・意見・主張」を読んでるだけでは、いつまで経ってもメディアリテラシーなんて身につかないですよ。とにかく、どんなニュース・報道であれ、可能な限り原文（元ソース）に当たることです。新聞やテレビの提供する情報は二次情報でしかなく、それは「こんな事件があった」という、事件に関する情報入手の第一段階でしかありません。
今回の小泉首相のスピーチは全文読んで、それから判断したり何かを言ったりするようにしないといけないでしょう。さらに英語でも読んでみることも必要でしょうか。なぜなら、世界のほとんどの国の人々は、そのスピーチを英語で理解するわけですから。
　
（追記）
リンク先のブログいくつか読んでみたんですが、否定派の人たちのいくつかは「中国ごときに小泉が謝るなんて許せないざます、キー!!」みたいなこと言ってますが、それは少し釣られすぎ。各紙の新聞を普通に読む限りでも、「中国に（中国に個別の形で）」「謝った（謝罪した）」と報道しているような記事は見当たりませんでしたが、調べが足りないかもしれないので、もう少し探してみます。
リンク切れちゃうかもしれませんが、一応日本各紙のリンク。
→「過去を反省、おわび」と首相演説　村山談話を踏襲（朝日新聞）
→日中首脳午後に会談　ＡＡ会議首相演説、村山談話踏襲し謝罪（産経新聞）
→小泉首相：バンドン会議で「反省、おわび」　異例の演説（毎日新聞）
→「反省とおわび」の歴史認識、首相演説で表明（読売新聞）
中国がらみの事件がなければ、異例だけれども普通にいい演説で、アジア諸国には注目されても欧米のメディアから無視されたようなものだったんでしょうが、事件のおかげで世界のかなりの人間が日本の「お詫びと反省」について知ることになったんで、小泉ラッキー、みたいな印象です。