シバレイさんのブログにコメントしてみる

リベラルなジャーナリストとして著名なシバレイさんのブログ記事(エントリー)に、以下のようなステキテキスト(コメント)があったので、
シバレイのblog 新イラク取材日記:勝手にしやがれ

Commented by rei_shiva at 2005-07-26 22:52
Power1 さん、言いたいことは皆わかっていますので同じことを繰り返し書き続けるのは遠慮してくださいね。

そのことをフセイン化学兵器の使用と関連付けて、フセイン批判に展開することもできる。

強引なこじつけもいいところですね。イラクの国民や湾岸帰還兵だけでなく、やはりウラニウム兵器の使われたユーゴスラビアアフガニスタンでも、同様の健康被害が出ていることを、どう説明されるのですか?
大体、サダムが科学兵器を使用したのは、イラク東部のハラブシャというところですが、がんや白血病罹患率の急増が見られるのは、特にイラク南部であり、この一帯は湾岸戦争において大量のウラニウム兵器が使用された場所です。

Commented by rei_shiva at 2005-07-26 22:55
続き)

しかし劣化ウランによる被曝によって〜劣化ウランはだめなのだという主張は科学的とはいえないのではないでしょうか?”

お言葉ですが、Power1 さんの書き込みも科学的とは思えません。
イラク劣化ウラン弾が大量に使われた
劣化ウラン内部被曝で健康障害を起こすことは動物実験等でも明らかになっている
白血病やガンの罹患率が急増している地域は、劣化ウラン弾が使用された地域と重なる
・健康障害を起こしている人々の尿から劣化ウランが検出されている
以上の現実を踏まえて、ものを言って下さい。
また、日本の公害の歴史を見れば、果てしなく黒に近い灰色にも関わらず、「権威ある科学者」が被害との関係性を認めなかったため、対応が遅れたケースがいくつもあります。科学を語る者全てが、真に科学的であるかは、常に留意しなくてはならない落とし穴です。ジャーナリストは科学者ではないですが、ジャーナリズムが現地の運動と共に問題を世に知らしめ、結果的に被害原因の究明に役立ったというケースも多々あります。そして、そのような中で映像の果たした役割が大きいことはいうまでもありません。

ちょっと興味を持って、こんなコメントを書きました。

Commented by 愛・蔵太 at 2005-07-27 01:17 x
どうもこんにちは、二度目ですが(一度目は出所の不明なチェーンメールの正体について聞くために顔を出した覚えがあります)ほとんどはじめまして。

強引なこじつけもいいところですね。イラクの国民や湾岸帰還兵だけでなく、やはりウラニウム兵器の使われたユーゴスラビアアフガニスタンでも、同様の健康被害が出ていることを、どう説明されるのですか?

アフガニスタンウラニウム兵器(ってそもそも何ですか)が使われたということが、事実として確定しているなどというテキストは、私の知っている限りでは、検証能力を持たない特殊な人を除いてははじめての記述なので驚きました。それはどこから回ってきたチェーンメール、あるいはいつごろの夢の中に出てきたものなのでしょうか。たいていのリベラルなサイトは「疑惑」程度のことしか言っていないと思いますが。
それでは。

さらに返事がないようなので、以下のようなコメントをさらに書きました。

Commented by 愛・蔵太 at 2005-07-27 23:03
たびたび質問ばかりになってしまって申し訳ありません。これは「現実」なのですか。

イラク劣化ウラン弾が大量に使われた

大量・少量の基準(判断)は人それぞれなので特に意見はありませんが、イラクで使われた劣化ウラン弾の量については、湾岸戦争のときを除いては「現実」というものが存在していないと思うのですが、21世紀に入ってからの戦争(イラク戦争)で、どのくらいの量が使われたか、という情報はどこかにありますか。私の私感レベルでは「少し頭のおかしい人」(あるいは、悪いドラッグでもやっている人)の、あまり質問者に真面目に答えていないテキストは、ないことはありませんが。

http://www.jca.apc.org/stopUSwar/DU/no_du_report1.htm

Commented by 愛・蔵太 at 2005-07-27 23:04
(続き2)

劣化ウラン内部被曝で健康障害を起こすことは動物実験等でも明らかになっている

そんな「動物実験」の結果など聞いたことはありませんが、その論文はどこにありますか。私の知っている限りではこのようなものはありますが。

http://chronoflyer.ddo.jp/~trinary/plus/du/factsheet_ja.html

体内に残されたままの破片から溶解したウランは中枢神経系(CNS)組織に蓄積される恐れがあり、いくつかの動物実験や人体研究が CNS 機能に対する影響を示唆しているが、報告された少数の研究から確固たる結論を導き出すことは困難である。

http://www.geocities.jp/aobamil/kanchousitu/DUsono2.html

劣化ウランから放出される放射線に関しては、どれも記述がありません。急性障害がでるほどの高いレベルの放射線が出ているとは考えられないからだと思います。

Commented by 愛・蔵太 at 2005-07-27 23:05
(続き3)
内部被曝ではなく、重金属毒性その他による腎臓へのダメージは、動物実験で明らかになっているみたいですが、内部被曝を与えるほどの劣化ウランを投与して、それにもとづく有意の差(健康障害)の例が見られた、という論文があるようなら、ちょっとそれを見てみたいです。このあたりの研究は、イラクフセイン政権でなくなって、リベラルな人の「劣化ウラン有害説」の声が大きくなった最近は、どんどん進んでいるみたいなので、私の知識(情報入手)が不十分かもしれません。

白血病やガンの罹患率が急増している地域は、劣化ウラン弾が使用された地域と重なる

これもちょっと初耳な「現実」です。「白血病やガンの罹患率が急増している地域」と「劣化ウラン弾が使用された地域」が重なる(同じである)というような資料は、まだ今のところこの世には存在していないはずですが(資料を元に何かを言うことがまれな、リベラルな人の脳内を除いては)、最近になってそのようなものが見つかったのでしょうか。

Commented by 愛・蔵太 at 2005-07-27 23:06
(続き4)
たとえば湾岸戦争で「劣化ウラン弾が使用された地域」というのは、以下のところにありますが、

http://home.hiroshima-u.ac.jp/er/Resources/Image652.gif

これと重なるようなデータもしくは地図はどこにありますか。

・健康障害を起こしている人々の尿から劣化ウランが検出されている

劣化ウランを検出している調査機関は、世界ではドラコビッチ博士のUMRC(と、その下請けをやっている人たち)以外には存在しないと思ったんですが、それ以外の調査機関で、「健康障害を起こしている人々」とそうでない人との、尿に含まれる劣化ウランに有意の差が見られた、という調査結果はどこかにありますか。

なんか、シバレイさんは俺の知らない劣化ウラン弾のことについて知っていそうな気がするので、お返事が楽しみなのです。