今日も楽しい既知外サイトを紹介しておきます
以下のところにコメントを書いたら、何やら削除があったのでご紹介。
→グレイス:イラクの事実 - livedoor Blog(ブログ)
こんにちは、めぐちゃんです。
今日は、ニュースの不満を書きます。
昨日、イラクでの英米兵士の犠牲者が、100人になったとニュースで言っていました。
はっきりと目に見える被害はそうでしょう。
でも実際には、すでに湾岸戦争(1991)帰還兵の67%の子供に、障害や奇形が発症していることを知らない人は多いはずです。
アメリカが、ばら撒いた劣化ウラン(核のゴミ)の半減期は、45億年後と言われています。
放射能のチリをミリ単位で吸い込むことにより、DNAが傷つき、次・次世代に発症(二次感染)することが心配されています。
イラクでも、生まれる子供に障害が97年以降、劇的に増加していて、住民の5人中4人からウランが検出されているのです。
10年後、20年後には、もっとひどい状況が予想されるそうです。
日本政府はイラクに派遣されている自衛隊が、遺伝子レベルで危険にさらされていることを、国民にまったく伝えていません。
銃撃戦やテロに巻き込まれなければ大丈夫だと、みんな思っています。
戦争は遠い国で起こっていることだから、関係ないということはありません。
ニュースでは伝えない事実もあるし、どちらかへ誘導しようとする気配は必ずあります。
すべてを鵜呑みにせず、自分の頭で判断することが大切です。
うわぁ、すごい「ニュースでは伝えない事実」ですね(棒読み)。ええと、とりあえずツッコミドコロを太字にしてみました。順番に片付けておきます。
1・「湾岸戦争(1991)帰還兵の67%の子供に、障害や奇形が発症している」というのは「間違った伝言ゲーム」で、その伝言ゲームに参加した人みずからが否定していますし、公式記録(調査)としてもそのようなものは存在ていないようです。
くわしいことは以下のところなど。
→http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20050630#p1
2・チリはミリ単位では吸い込めません(ミリグラム単位?)。
3・DNAのほとんどの部分は、実際には遺伝子として働いていません。
4・「二次感染」と「遺伝」とは違います。
5・イラクで生まれる子どもの障害については、これもあまり正確な統計データがあるものではありません。くわしいことは、私のサイトの以下のところをご覧ください。
→http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20050630#p1
6・イラクの「住民の5人中4人からウランが検出されている」という情報はありません。「バスラ」で調査した結果、「調査した5人の住民のうち4人から劣化ウランが検出された」と、(例によって)アサフ・ドラコビッチ博士は言っていますが(http://www.jca.apc.org/stopUSwar/UMRC/pamph3.htm)、ドラコビッチ博士以外の人が言っているのは聞いたことがないし、氏の調査レポートの公式なものも見たことはありません(これについてはもっと情報を求めたいです)。
まったく、すべてを鵜呑みにせず、自分の頭で判断することが大切ですね。
ていうか、そろそろ曖昧な情報をネットで伝言しまくる伝言ゲームは、やめたほうがいいと思いますよ、めぐちゃん。実際のところ、このように劣化ウラン弾について間違った情報を流しているサイトは、個人系を除いてはどんどん、春の雪のように減っているのが現状です。
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