作ったモノをどういう人たちが買っているかを知るのは意外に難しいのかも

以下のところのコメントなのですが、
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20060214#c
ここで、「ライトノベルの主要なお客」について、編集者と専門学校の講師のかたがご意見を述べているわけで。
考えてみたら、俺が書店に行く時間と、中・高校生が書店に行く時間とはほとんど重ならないので、俺のほうはライトノベルはオトナ(二十代以上)の人がオトナ買いをしているところしかあまり見ていないから、そういう印象を持ってしまうわけなのでした。
しかし実のところ編集者(出版社の人間)も、どういう人たちが買っているか、というのはうまくわからないわけで、たとえばハガキとして返ってくる「読者カード」は参考にはなるかも知れないとはいえ、そういう行動を取るアクティヴな読者ばかりではないので、実際のところは「書店の人(書店員)」が一番知っているのかな、と。
ただ書店の立地条件というのもあるので、たとえば同じライトノベルでも、地方都市の、中学・高校生がよく来る書店と、アキハバラのとんがった書店とは客層は違うだろうし、最近はアマゾンなどのネット書店もあったりするし、で、「うちのところではこういう人たちが買っている」以上のことは言えないだろうな、とも思います。
ところで、編集サイドが読者対象として想定している読者より、年齢が高い読者層に買われている本や雑誌というのは、男性週刊誌や少年漫画雑誌などを見ると、ちょっと先行きが苦しい気がするのでした。