沖縄の平和祈念館の記述と、新たな疑問について

これは以下の日記の続きです。
沖縄の平和祈念館にこんなメールを出してみたわけですが
 
ということで、沖縄の平和祈念館にメールで「沖縄戦における、母親の子殺し」について問い合わせをしたわけですが、いただきました返信メールには驚異の内容が。
以下、転載許諾をいただきましたので、メールアドレスその他個人情報部分を伏せた形でそのメールを公開します。

差出人: xxxxx
題名: RE: 資料館の展示に関する質問ですが
送信日時: Mon 10/09/2006 16:31:15 JST
宛先: xxxxxxxxxxx@nifty.ne.jp
 
愛・蔵太さまへ

沖縄県平和祈念資料館の活動にご理解をいただき感謝申し上げます。
さて、10月7日付けメールにてお問い合わせのありました館内展示物の説明について、次のとおりお答えします。
回答:第3展示室(地獄の戦場)におけるガマ(洞くつ)の展示については、洞くつ内を4つのコーナー(「避難民・日本兵」「野戦病院・青酸カリ」「作戦会議・斬り込み隊」「投降ビラ・スパイ視」)に分けています。
各コーナーの説明については、ガマの外側で各コーナーごとの写真をセットで示し、その写真にはそれぞれ「避難民・日本兵」「野戦病院・青酸カリ」「作戦会議・斬り込み隊」「投降ビラ・スパイ視」とタイトルのみを記述しています。愛・蔵太様のご質問であるコメントの有無については、前述のとおりタイトルのみでコメントは一切ございません。以上、回答いたします。
今後も、当資料館の活動にご理解をいただきますようお願いいたします。
平成18年10月9日
沖縄県平和祈念資料館 主幹 ○○○ ○

事実確認はぼくにはしにくいのですが、「沖縄県平和祈念資料館」に行くことが簡単な人は、確認してみてください。要するに、以下のテキストは、
ガマ(自然壕)の悲劇

ガマの中に避難している住民、赤子の口封じをする母親、そして住民を威嚇する日本兵

沖縄県平和祈念資料館」の展示物に、実際の展示には添付されていないテキストを、「第二次世界大戦「屈辱の日々」Day of Infamy, What is the truth of justice's war ?」の人が、自分の責任で掲載している、ということになります。
しょうがないので、↓のサイトの人に、
第二次世界大戦「屈辱の日々」Day of Infamy, What is the truth of justice's war ?
↓のメールフォームから、
メール送信フォーム
↓のようなメールを出してみました。

はじめまして、私は○○○に住む一市民の「愛・蔵太」と申します。

実は、そちらのサイトにあります、以下のテキストについてお伺いしたいことがありましてメールを差し上げました。

http://yantake-web.hp.infoseek.co.jp/page35.html
ガマ(自然壕)の悲劇

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沖縄県平和記念資料館:地獄の戦場、ガマ(洞くつ)の内部展示。
ガマの中に避難している住民、赤子の口封じをする母親、そして住民を威嚇する日本兵

上記の部分なのですが、「赤子の口封じをする母親」、つまり「自分の子殺しをする母親」という存在に関しては、私の調べた限りでは「伝聞情報」(そういうことをした人がいる、という話を聞いたことがある)以上のものを入手することができませんでした。

また、「沖縄県平和記念資料館」のコメントとしても、そのような記述がある、という事実は確認できませんでした。

そこで、恥ずかしながらお伺いしますが、以下のことに関しまして、くわしいことをお伺いできれば、と思います。

1・「赤子の口封じをする母親」というコメントは何という資料・史料の、何ページに記述されているテキストに基づいているのか
2・そのコメントが、実際には添付されていない(という情報しか入手していない)「沖縄県平和記念資料館」のコメントとして使用されているのは、何に基づいているのか

以上、お忙しいところ恐縮ですが、ご回答をいただけましたら幸いです。

なお、この質問メールにつきましては、個人情報を一部伏せた形ではありますが、以下の私のブログ内に掲載しておきます。

http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/

また、ご回答をいただけるようでしたら、併せてその「返信メール」の「個人情報を一部伏せた形での全文公開」あるいは「全文の要旨」のいずれかの公開に関しましても、許諾をいただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。

要件のみにて失礼します。

まぁ、「第二次世界大戦「屈辱の日々」Day of Infamy, What is the truth of justice's war ?」の人の「メール送信フォーム」には、

(運用上の参考とさせていただきますが、お答えするものではありません。)

と書いてあるので、あまり返事は期待していないのです。
ただ、「沖縄戦で、自分の子供を殺した母親」というのは、太田良博さんが言っているように存在するのか、それともしないのか(戦争伝説なのか)、について、もう少しくわしいことが知りたいのです(http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20060922/baby)。
繰り返しますが、「沖縄の子供を殺した日本兵」については、伝聞情報ではない、目撃した人の証言があちこちであるので、これは存在することがまず間違いないと思います。