大塚康生の「クリーンアップ十戒」

いろいろ検索していたら、面白いテキストが見つかったので紹介しておきます。
クリーンアップ十戒(大塚康生)(pdf)

クリーンアップ十戒
1 きれいな絵を描こうとするより、うまい絵を描こうとするべきである。
2 その絵の前の絵、その絵の次に来る絵の動きやポーズがしっかり決まるまでは、どの絵もクリーンアップしてはならない。
3 一本の線も無駄にしないこと。どの線も姿勢、雰囲気、動作、あるいは性格を表現しているのだ。
4 これが最高だと確信出来るまで、他にどんなイメージも持たないこと。あなたの使命はスクリーン上にもっとも強力なイメージを展開することだ。
5 説明過剰にならないこと。
6 各キャラクターは常に、空間を動く、重力に作用されたかたまりとして考えられなければならない。
7 あなたに欠けているものを与えてくれる人々に頼るべきである。
8 知識を具体化するために物事を学ぶのではなく、独創的に応用するために、原理から学ぶべきである。
9 常に量という概念を念頭に置くこと。
10 注意深く! しかし臆病になってはならない。

アニメーターの心得なわけですが、本当に「職人」の仕事なんだなぁ、と思いました。