ブックマーク・RSSから(2007/03/26)

あとでぼくのブックマークに入れたり入れなかったりするものの候補です。


カトラー:katolerのマーケティング言論:フラット化する東京と上海② 看板の無いカフェと上海の蝶の小さなはばたき


中国では、メディアが統制下にあるためか、活字やメディアが流す情報が信用されていないという。むしろクチコミが大きな影響力を持っていて、雑誌を見て、女の子たちがカフェめぐりをするというようなことはここではあまり流行らない。看板も出さずにいて、お客が来るのだろうかと余計な心配をしてしまうのだが、のりこさんのカフェにも、クチコミでアメリカ人、日本人、フランス人と実に様々な国籍の人々が顔を見せる。欧米人や日本人だけではない、地元の上海の女の子たちも小小珈琲舘の雰囲気に惹かれて集まってくる。ここに居て感じるのは、時や場所を越えて同じ感覚同士の人たちが繋がっているという共時性の感覚だ。
↑上海のステキなカフェ・「小小珈琲舘(シャオシャオ カフェグワン)」の紹介と中国での商売について。

モノーキー: エロゲの商品力の低下はエロゲ市場が確立されてしまった証拠。


結論だけいうなら、商品力が減った理由は制作費の増大と過剰供給による売り上げの激減によって実験作が作れなくなったって事だと思う。安く作れた時代ならためしにちょっとしたフォーマットも試せたが、いまや実験作を作れるのは余裕のある大手メーカーだけだ。ぱっと出の新しい企業でそれをやれば瞬時につぶれかねない。
↑エロゲ業界のデッドエンド状況に関して、2006年8月時点での分析。

木走日記:テレビのピエロ・亀田興毅〜TBSが仕掛けたワイドショー化戦略と便乗するプロモートビジネス


社会現象にまでなったカリスマ「浪速の闘拳」亀田興毅の異常な人気は、たしかにメディアによって創られた虚飾の面を持つ。金平の顔面を紅潮させた怒りは想定外のバッシングによりシナリオが狂ったことによる当事者達の動揺とみた。虚飾のカリスマ・亀田興毅の誕生までの軌跡を、TBSが仕掛けたワイドショー化戦略とそれに便乗したプロモートビジネスの赤裸々な姿を中心に検証してみる。
↑2006年夏の時点での、亀田興毅の現状と履歴を紹介。

H-Yamaguchi.net:「光と影」の呪縛


試験で学生に小論文のようなものを書かせることがよくあるのだが、その中でひとつ、多くに共通する特徴があることに気づいた。名づけて、「『光と影』の呪縛」。なんじゃそりゃ、と思うかもしれないが、見れば「あるある」という人も少なくないにちがいない。こんな感じだ。
↑「○○にはいい面もある、だけど悪い面もあるので慎重に○○したい」という小論文の書きかた。

ゾミ夫(うさちゃんピースを見て飛んでくるUFOが夕日に照らされている):かめだとげどに思ったこと


というか、「かめだやげどを支持しているたくさんの人たち」は、実は最初からオタクとかマニアといった人たちの敵であり味方である。オタクの人たちは、「大衆に支持された」ということをときには錦の御旗にしてきた。あるいは「大衆に支持されない」ということを理由に数多の企画をつぶされてもきた。だから「大衆」っていうのはある種の人にとっては悪魔みたいなもので。そいつらとの契約によって活かされたり殺されたりするから。ただ、やはりサブカルチャーとして始まったものから新しいスタンダードが出来、同時にかつてサブカルチャー陣営から「敵」と見なされてきた存在が、自分たちと同じ分野から生み出されてきているということは言えるなあ、やっぱり。「エンタの神様」とかも、ある種の人にとってはそうだろうね。
↑大衆はつまらないものでも他の人が面白いといえば面白がれるのか、ということの限界について。

ナンダロウアヤシゲな日々:渋谷毅オーケストラがかっこいい!


メンバーは、渋谷さんのほか、松本治(tb)、松風鑛一(as、bs)、津上研太(as、as)、林栄一(as)、峰厚介(ts)、石渡明広(g)、上村勝正(b)、古澤良治郎(ds)という9人。このうちリード楽器の5人がフロントにずらりと並び、迫力がある。最初のインプロビゼーションの曲から、全員トバす。もう何年もこのメンバーでやっているからだろう、相手の音に自然に乗っている。それでいて、次にどんなソロが来るかという緊張感もある。
↑20数人の客に対して9人が全力で立ち向かうという「効率の悪い情熱」の展開。

本を読んだら・・・by ゆうき:ほどけるとける 大島真寿美


本当に私も、女同士のあの世界には、小学生の頃から現在に至るまで、できるだけ関わらずにいようとしてきたし、関わった場合、いたたまれない思いをした記憶しかありません。女の子は大好きだし、女友達は大事だけど、ある程度の人数の女が集まった仲良しグループっていうところで、うまくやっていくには、そうとうのバランス感覚と、柔軟性と、ある意味での鈍さと、たくましさが求められ、女性の多くが生まれながらに持っているそれを、私は持ってないのです。
↑本(角川書店刊)の中に出てくる女性世界に共感するブログ主。

One Way To The Heaven:プロコル・ハルムソルティー・ドッグ』


クラシカル・ロックと呼ばれることもある彼らですが、どちらかというとザ・バンド的な土臭さが魅力ですよね。リマスターされてもなお残っているもっさりした音の質感が心地よい。アルバムとしてはややまとまりに欠けるように感じるときもあるのですが、初期の彼らを代表する一枚とよんで良いでしょう。
プロコル・ハルムの3枚目のアルバム紹介。

新・読前読後:無茶な赤木圭一郎


赤木圭一郎の年」(関川夏央)だったという1960年に作られた作品。赤木圭一郎が双子の兄弟という二役を演じる。しばらく石原裕次郎主演の日活映画を続けて観てきたゆえか、ひどく新鮮に感じる。末永昭二さんは『電光石火の男』*4(ごま書房)のなかで、「残念ながら印象は薄い」(115頁)として、取り上げ方は軽い。
↑「海の情事に賭けろ」という日活アクション映画の感想。赤木圭一郎が双子の兄弟を演じるそうです。

読虫:ミス&ミセス


るきさん」みたいな絵だなーと思いつつ、アタリでありますようにと念じながら買ってみたところ意外と面白くてホッとしました。似てる絵なんでちょっと比べちゃいますが、「るきさん」が買いたての新しいワンピース(木綿)だとすると、この「ミス&ミセス」はなかなか捨てられない着心地のいいよれたTシャツという感じで、肌になじむ気持ちよさがあると思います。多分同世代の作家さんだと思うのですが、現実とマンガの間にブレがなくて読んでいて楽しかったです。
阿部川キネコ『ミス&ミセス』(双葉社)の、同時代的な紹介。