『ビートルズ売り出し中! PRマンが見た4人の素顔』『やっちゃ場伝 青物市場に伝承された400年の世相と食』『闇市の帝王』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年1月あたり)。



ビートルズ売り出し中!―PRマンが見た4人の素顔

ビートルズ売り出し中!―PRマンが見た4人の素顔

★『ビートルズ売り出し中! PRマンが見た4人の素顔』(トニー・バーロウ/著 高見展/訳 中村明子/訳 越膳こずえ/訳 及川和恵/訳/河出書房新社/2,520円)【→bk1
ジョン、ポール、ジョージ、リンゴと60年代を駆け抜けた男の回想録。著者だけが知る4人のすべて。ビートルズ神話の舞台裏がついに明かされる。

★『やっちゃ場伝 青物市場に伝承された400年の世相と食』(神田川菜翁/著/サンガ/893円)【→bk1
家康に呼ばれて江戸に来た青物商人たち、近藤勇が故郷に送った京野菜の種子―。十五代続く老舗の末裔だからこそ、業界生活六〇年の競り人だからこそ、経験し、知っていて、語れるやっちゃ場(青物市場)にまつわる数々のエピソード。これまでまったく語られたことのない市場の中から見た四〇〇年の歴史を、講談の口調でお届けする。

闇市の帝王―王長徳と封印された「戦後」

闇市の帝王―王長徳と封印された「戦後」

★『闇市の帝王』(七尾 和晃 著/草思社/1,575円)【→bk1
終戦直後、莫大な現金と戦勝国民としての特権を武器に、東京の一等地を次々と手中にした若き中国人がいた。上海をモデルに新橋「国際マーケット」をつくりあげた男は、尋常ならざる行動力で事業を展開し、敗戦国の繁華街に君臨する。男が異郷の地でめざしたものは何だったのか?「東京租界の帝王」と呼ばれた男の波瀾万丈の生涯を、本人の回想をまじえて描く出色のノンフィクション。