『謎のマンガ家・酒井七馬伝 「新宝島」伝説の光と影』『建物の科学』『輝ける文士たち 文芸春秋写真館』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年2月あたり)。

謎のマンガ家・酒井七馬伝―「新宝島」伝説の光と影

謎のマンガ家・酒井七馬伝―「新宝島」伝説の光と影

★『謎のマンガ家・酒井七馬伝新宝島」伝説の光と影』(中野晴行/著/筑摩書房/1,995円)【→bk1】【→amazon
手塚治虫の単行本デビュー作「新宝島」は、後の有名マンガ家たちからマンガを志すきっかけとなった作品として繰り返し賞賛されている。が、この作品は手塚ひとりの仕事ではなく、共作者がいる。現在手塚全集に収録されているのは、手塚がリメイクしたもので別作品といっても過言ではない。まるで封印されたかのような共作者こそ酒井七馬である。手塚と酒井の間には確執があったとも伝えられ、酒井は、コーラで飢えをしのぎ、電球で寒さをしのぎながら失意のうちに死んだと信じられてきた。しかし、それは真実なのか?酒井七馬の知られざる生涯と、「新宝島」誕生の裏側へと迫る。
おもしろサイエンス 建物の科学 (B&Tブックス)

おもしろサイエンス 建物の科学 (B&Tブックス)

★『建物の科学』(高橋俊介/監修 高層建築研究会/編著/日刊工業新聞社/1,575円)【→bk1】【→amazon
本書は、建物に関する基本的な部分を中心に、そこに秘められているテクニック、サイエンスを解きほぐすよう試みました。
輝ける文士たち―文藝春秋写真館

輝ける文士たち―文藝春秋写真館

★『輝ける文士たち 文芸春秋写真館』(樋口進/写真・文/文芸春秋/6,000円)【→bk1】【→amazon
今東光谷崎潤一郎永井荷風舟橋聖一池波正太郎有吉佐和子山下清井上靖林芙美子幸田文川口松太郎佐藤春夫小林秀雄…総勢270名。舞台は戦後の「文藝春秋」。多くの読者を魅了した文筆のスターたちがカーテンコールに応え勢揃い。文壇の裏表を知り尽した文春の初代カメラマンによる貴重な記録。