『悪党(ピカロ)が行く ピカレスク文学を読む』『ホフマンと乱歩 人形と光学器械のエロス』『モノと子どもの戦後史』
本日の読みたい本・おすすめ版(2007年2月あたり)。
- 作者: 鹿島茂
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川学芸出版
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: 単行本
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傲慢で、女たらしで、人を騙すことなど何とも思わない男たち―悪党。彼らはなぜこんなにも人々を魅了し、人はそれを文学に表現するのだろうか?バルザックが『ペール・ゴリオ』『幻滅』『娼婦の栄光と悲惨』の三部作で生み出したヴォートラン、モリエールが描いたスペインの伝説的女たらしドン・ジュアンなど、数々のピカレスク文学に登場する悪のヒーローに肉迫。
- 作者: 平野嘉彦
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2007/02/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ホフマンの『砂男』と乱歩の『押絵と旅する男』はともに、出来事が主人公の妄想なのか現実なのか判然としない、読者を不安に陥れる物語です。人形と望遠鏡―この共通項に、どんな物語の罠が仕掛けられているのでしょうか。フロイトの精神分析も引きながら、狂気とエロスの妖しい関係を探る奇想天外な小説指南の登場です。
- 作者: 天野正子,木村涼子,石谷二郎
- 出版社/メーカー: 吉川弘文館
- 発売日: 2007/02/01
- メディア: 単行本
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戦後、子どもの環境は激変した。オムツは使い捨て、母乳は粉ミルクへ。給食は豪華メニューとなり、校舎は広々と。学習机は機能的に、制服もスタイリッシュになり、マンガやおやつがあふれる。子どもの今を捉え直す。