『工場萌え』『絵具屋の女房』『石川淳評論選』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年3月あたり)。

工場萌え

工場萌え

★『工場萌え』(石井哲/写真 大山顕/文/東京書籍/1,995円)【→bk1】【→amazon
工場好きによる工場好きのための、工事業地帯の歩き方。工場・コンビナートにぐっとくる全ての人へ。工場写真とおすすめ工場鑑賞スポットを多数収録。
絵具屋の女房 (文春文庫)

絵具屋の女房 (文春文庫)

★『絵具屋の女房』(丸谷才一/著/文芸春秋/630円)【→bk1】【→amazon
エッ、宮本武藏は実在しなかった?何故なら「彼には滑稽な逸話がない」と丸谷さんは言います。それに比べて将軍家御指南番・神子上典膳なんか、西瓜の皮ですべって転んで、いい味だしてます。その他、天皇制と養子の話、甘栗を巡るマジメな論考、インディアンが野球をすると…など、名エッセイをお楽しみ下さい。
石川淳評論選―石川淳コレクション (ちくま文庫)

石川淳評論選―石川淳コレクション (ちくま文庫)

★『石川淳評論選』(石川淳/著 菅野昭正/編/筑摩書房/1,575円)【→bk1】【→amazon
和漢洋にわたる深い知見と尖鋭な批評意識に裏打ちされた作品世界によって、日本の現代小説を切り拓いた文人の著作を三冊に編む選集。本巻は評論・随筆の名品を一冊に編むベストセレクション。“小説”さらには“書くこと”の蘊奥を照射する文学評論、雅致に富む随筆・エッセイ、荷風宇野浩二安吾らの生の軌跡を冷静に刻む追悼の文などを収める。