『日本数寄』『ピカレスク 太宰治伝』『はかり方の日本語』
本日の読みたい本・おすすめ版(2007年3月あたり)。
- 作者: 松岡正剛
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/03
- メディア: 文庫
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ときにまっすぐに核心を射抜き、ときにキワに寄りながら、日本の歴史からさまざまな趣向(数奇)の系譜を見出し、縦横無尽にそのつながりを辿る。梅に桜、唐草や咋鳥といった文様や意匠の系譜、曲舞に能楽、祭りの神興、神社の空間、仏壇のしつらえ、さまざまな名物、利休に織部、茶の湯の文化の仕掛け人たち、はては和算に人口知能…著者の博識に身を委ね、歴史と現在を大胆に横断しながら見えてくる、無常迅速、日本のダンディズムの歴史。
- 作者: 猪瀬直樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/03/09
- メディア: 文庫
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「井伏さんは悪人です」。太宰が遺書に書いた言葉の意味は何だったのか?親兄弟、友人知人を騙り、窮地に陥る度に自殺未遂を起こした太宰。その太宰を冷徹に観察し、利用した井伏。二人の文士は、ともに「悪漢」であった。師弟として知られる井伏鱒二と太宰治の、人間としての素顔を赤裸々に描く傑作評伝ミステリー。
- 作者: 久島茂
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/03
- メディア: 新書
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「おはじき一〇〇個」は「多い」のに、「一〇〇という数」は、「大きい」というのはなぜか?「今は平成一九年」とはいえるのに、「今は三日」といえないのはなぜか?同じく面積の話なのに「庭」は「広い」で、「ハンカチ」は「大きい」のはどうしてなのか?ふだん何気なく使っている「数」「時」「量」のはかり方を少しつっこんで考えてみると…。探るほどに不思議で、精妙な論理を持つ日本語の世界へご案内。