『外注される戦争』『日本飛行船物語 航空界の特異な航跡を辿る』『どれだけ読めば、気がすむの?』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年3月あたり)。

外注される戦争―民間軍事会社の正体

外注される戦争―民間軍事会社の正体

★『外注される戦争』(菅原 出 著/草思社/1,680円)【→bk1】【→amazon
「民間委託」の流れはいまや軍事の分野にも及んでいる。その主役が「民間軍事会社」と呼ばれる企業群だ。戦闘地域での物流サービスから捕虜の尋問、メディア対策、はては実際の戦闘行為にいたるまで、そうした会社が提供するサービスは多岐にわたる。イラクでは、なんと一国の軍隊と同規模の人員を民間軍事会社一社で派遣している例まであるのだ。本書は、イラク戦争以降にわかに注目されている新ビジネスの実態を、企業側および最大の顧客である米軍関係者への取材をもとに描いた刺激的なノンフィクションである。
日本飛行船物語―航空界の特異な航跡を辿る (光人社NF文庫)

日本飛行船物語―航空界の特異な航跡を辿る (光人社NF文庫)

★『日本飛行船物語 航空界の特異な航跡を辿る』(秋本実/著/光人社/960円)【→bk1】【→amazon
人類が大空へ昇った“熱気球”の発明から、“飛行船”へと発展をとげた先覚者たちの模索の時代。明治十年、反政府軍により包囲された熊本鎮台を救うため陸海軍が気球を製作した日本の航空界の黎明期。飛行機の時代を迎えるまでのユニークな軍用気球と軍用飛行船の歩みを、豊富な写真と図版で綴った話題の航空史探索。
どれだけ読めば、気がすむの?

どれだけ読めば、気がすむの?

★『どれだけ読めば、気がすむの?』(豊崎由美/著/アスペクト/1,680円)【→bk1】【→amazon
読みも読んだり341冊!闘うブックレビュアー・トヨザキ社長の書評集第2弾。