『自販機の時代 "7兆円の売り子"を育てた男たちの話』『紙芝居は楽しいぞ!』『アラビアンナイト-文明のはざまに生まれた物語』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年4月あたり)。

自販機の時代―“7兆円の売り子”を育てた男たちの話

自販機の時代―“7兆円の売り子”を育てた男たちの話

★『自販機の時代 "7兆円の売り子"を育てた男たちの話』(鈴木隆/著/日本経済新聞出版社/1,890円)【→bk1】【→amazon
昭和45年、熱狂の万博会場から始まる“家電の敗者”の大反攻。日本全国いたる所に立ち並ぶ550万台もの自販機の陰で繰り広げられた、開発、製造、販売を巡る熱き戦いの物語。
紙芝居は楽しいぞ! (岩波ジュニア新書)

紙芝居は楽しいぞ! (岩波ジュニア新書)

★『紙芝居は楽しいぞ!』(鈴木 常勝 著/岩波書店/882円)【→bk1】【→amazon
ドキドキワクワクの冒険活劇にお涙頂戴の少女悲劇、身の毛がよだつ怪奇もの…、「さて、次はどうなるでしょうか。それは明日のお楽しみィ」。紙芝居屋と子どもたちの言葉のキャッチボールが冴えわたり、今日も街角に大きな歓声がひびき渡る。善悪虚実が渦巻く路地裏劇場の魅力をたっぷりと紹介します。
アラビアンナイト―文明のはざまに生まれた物語 (岩波新書)

アラビアンナイト―文明のはざまに生まれた物語 (岩波新書)

★『アラビアンナイト-文明のはざまに生まれた物語』(西尾 哲夫 著/岩波書店/819円)【→bk1】【→amazon
誰によって、いつ頃つくられたのか、本当に千一夜分の物語があったのか―いまや世界文学となった「アラビアンナイト」の成立事情は、謎に包まれている。まぼろしの「原典」探し、「偽写本」の捏造、翻訳による違いなど、成立から翻訳・受容の過程をたどり、異文化のはざまで変貌していく物語集の文明史的意味を考える。