『おとぎ話の生物学 森のキノコはなぜ水玉模様なのか?』『幕末 維新の暗号-群像写真はなぜ撮られ、そして抹殺されたのか』『夕張問題』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年4月あたり)。

おとぎ話の生物学―森のキノコはなぜ水玉模様なのか?

おとぎ話の生物学―森のキノコはなぜ水玉模様なのか?

★『おとぎ話の生物学 森のキノコはなぜ水玉模様なのか?』(蓮実 香佑 著/PHPエディタ/1,470円)【→bk1】【→amazon
昔話・おとぎ話に隠された意外な真実にびっくり。さあ、眠れぬ十三夜のはじまりはじまり。
幕末 維新の暗号

幕末 維新の暗号

★『幕末 維新の暗号-群像写真はなぜ撮られ、そして抹殺されたのか』(加治 将一 著/祥伝社/1,995円)【→bk1】【→amazon
歴史作家・望月真司のもとに届いた一枚の古写真。それは幾度となくマスコミにも取り上げられた、いわくつきの代物だった。被写体は総勢四十六人。書き込まれた名前によれば、坂本龍馬西郷隆盛高杉晋作岩倉具視大久保利通中岡慎太郎伊藤博文、さらに桂小五郎勝海舟…と幕末の志士たちが勢ぞろいしていたからだ。荒唐無稽―だが、まがい物と片づけられてきた写真を仔細に検証すると、被写体と実在の人物が次々に合致していった。この古写真はなぜ撮影され、そして歴史の彼方に葬り去られたのか。謎を追ううちに、望月は写真に込められた「秘密」に突き当たる。それは明治政府の重大なタブーに触れるものだった。吉野、佐賀、長崎、鹿児島、山口県柳井―徹底的な取材と綿密な史料分析から解き明かす、驚愕の幕末史。 龍馬、西郷隆盛高杉晋作岩倉具視、大久保利道、中岡慎太郎伊藤博文……英傑たち結集の瞬間!? 謎の古写真が炙(あぶ)り出した日本史の闇!
「夕張問題」 (祥伝社新書)

「夕張問題」 (祥伝社新書)

★『夕張問題』(鷲田 小彌太/祥伝社/777円)【→bk1】【→amazon
日本人である私たちは、生まれると同時に、どこかの地方自治体の一員になります。東京都民にしろ、夕張市民にしろ、自治体の外にはいられません。私たちの日常生活において、「国」よりも「自治体」のほうがより密接であり、もし自治体のサービスが受けられなくなると、鉄道の廃線どころの騒ぎではすみません。「市」や「町」を、あたりまえにある空気のように思っていると、突然、酸欠死に襲われます。いま「夕張市」は財政再建団体に指定され、市民は酸欠状態です。ここからいかに脱出し、新たな活力ある、老人にも子供にも夢のある街にするには何をなすべきかを、本書は分析し、展望しています。