『新人だった!』『歌舞伎町案内人 2 バックストリート』『寄席の人たち 現代寄席人物列伝』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年4月あたり)。

新人だった! (角川文庫)

新人だった! (角川文庫)

★『新人だった!』(原田 宗典/角川書店/460円)【→bk1】【→amazon
大学五年の春、原田青年は困っていた。父親の借金で実家は崩壊寸前。生活費を稼ぐために働かなくてはならず、小説家になりたくとも修業する時間もない。「コピーライターは儲かる」という友人の言葉に触発され、第一線のコピーライター事務所でアルバイトを始めるが…。次から次へと訪れる困難と襲いかかるパニックに耐えられるか!?爆笑、赤面の一年間がセキララに描かれた傑作、待望の文庫化。 ★『歌舞伎町案内人 2 バックストリート』(李 小牧/角川書店/580円)【→bk1】【→amazon
いまや歌舞伎町で最も有名な中国人となった元祖「案内人」、李小牧。だが、注目を浴びるようになった現在でも、案内人は危険と隣り合わせの人生を疾走し続ける。マスコミの裏切り、ヤクザの中国人狩り、警察による摘発の嵐、縄張りを狙う新たな影…。次々と押し寄せる絶体絶命の危機を、案内人はどう生き延びるのか―。あらゆる欲望の聖地と化した歌舞伎町の真実を描き出す、人気シリーズ最新刊。
寄席の人たち―現代寄席人物列伝

寄席の人たち―現代寄席人物列伝

★『寄席の人たち 現代寄席人物列伝』(秋山 真志 著/創美社/1,890円)【→bk1】【→amazon
噺家紙切り、三味線漫談、漫才師、講釈師等々…。芸人だけではなく、席亭、お囃子さん、寄席文字の師匠など寄席を支える「寄席の人たち」10名を徹底ルポ。意外な人の意外な素顔と、悩みとおかしみと波乱に満ちた人間ドラマ…。読んでおもしろく、知ってためになる、そして何より寄席に行きたくなる、極め付けの本。