『東京伝説 溺れる街の怖い話』『昭和の風景』『今世紀で人類は終わる?』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年4月あたり)。

★『東京伝説 溺れる街の怖い話』(平山 夢明 著/竹書房/580円)【→bk1】【→amazon
都市にはびこる異常犯罪と怪事件、その裏には必ず我ら「人間」の存在が隠れている。欲望やストレスの渦巻く心の闇に引きずられ、とうとう溺れてしまった者たちの存在が…。パラパラ漫画のごとく流れる日常の中にともすれば埋もれ消えゆく奇怪な出来事を、丁寧な取材で聞き集め、説話風に綴った衝撃の実話都市怪談集。
昭和の風景 (とんぼの本)

昭和の風景 (とんぼの本)

★『昭和の風景』(東京都写真美術館 編/新潮社/2,100円)【→bk1】【→amazon
貧しかったけれど、希望と活力にあふれていた昭和30年代を中心に、敗戦から高度成長、そしてバブルまで―めまぐるしく変化する価値観の中で、写真家たちはファインダーに何を見、印画紙に何を焼き付けようとしたのか?激動の時代を生きた写真家たちの作品で綴る、写真昭和史。
今世紀で人類は終わる?

今世紀で人類は終わる?

★『今世紀で人類は終わる?』(M.リース 著 堀 千恵子 訳/草思社/1,680円)【→bk1】【→amazon
たとえば、致死率の高い危険なウイルスのDNA配列情報は、いまやだれでもインターネットからダウンロードできる。このDNA情報から、ウイルスを合成し、さらに強力なウイルスへと改造する技術を持った科学者は、世界に数千人存在し、その数は年々増えている。もし、通り魔殺人や銃乱射事件を起こすようなタイプの人間がこの技術を習得したら、いったい何が起きるだろうか―。核戦争や地球温暖化といった、20世紀から危惧されてきたものとはまったく別の、予想外の脅威による人類文明終焉のシナリオを、第一線の物理学者が描き出す。