『随筆三国志』『三度のメシより古本!』『封印作品の謎』

本日の読みたい本・おすすめ版(2007年5月あたり)。

随筆三国志 (講談社文芸文庫)

随筆三国志 (講談社文芸文庫)

★『随筆三国志』(花田 清輝/講談社/1,260円)【→bk1】【→amazon
流行りの梁父吟が大好きな諸葛孔明は当時のアプレ・ゲール!強靭なレトリックと博覧強記で縦横に古典を論じ、同じく乱世の修羅にある現代の貌を浮き彫りにする花田流三国志論。戦争中に書かれた比類なき抵抗の書『復興期の精神』から最後の著作『日本のルネッサンス人』まで首尾一貫、転形期の人間像を描き続けた花田清輝が、三国志に託して今の世界を、さらに歴史の未来を透視する知的興奮に満ちた一冊。
新書375三度のメシより古本! (平凡社新書)

新書375三度のメシより古本! (平凡社新書)

★『三度のメシより古本!』(樽見 博 著/平凡社/735円)【→bk1】【→amazon
古本が好きでたまらない。古本の魅力とは何だろう。何が人を蒐集に駆り立てるのか。明治以降の人気商品の変遷を、戦後の初版本ブームを知りたい。本を愛し、記録することに情熱を注ぐ人々を知りたい。読む楽しみ、集める喜び。気がつけば、人は古本に癒されている。本書は、至楽への案内がテンコ盛り。
封印作品の謎―ウルトラセブンからブラック・ジャックまで (だいわ文庫)

封印作品の謎―ウルトラセブンからブラック・ジャックまで (だいわ文庫)

★『封印作品の謎』(安藤 健二 著/大和書房/840円)【→bk1】【→amazon
ウルトラセブン』『怪奇大作戦』『ノストラダムスの大予言』『ブラック・ジャック』『O‐157予防ゲーム』これらの作品は、なぜ、どう禁じられたのか。粘り強い取材で意外な真相を明らかにする新世代ルポルタージュ