『旅する理由』『ドゥルーズ・映画・フーコー』『謎とき徳川慶喜-なぜ大阪城を脱出したのか』
本日の読みたい本・おすすめ版(2007年6月あたり)。
- 作者: 山口由美
- 出版社/メーカー: 千早書房
- 発売日: 2007/05/01
- メディア: 単行本
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人はなぜ旅に出るのだろう。幻の蘭が咲くボルネオの熱帯雨林、ナミビアで見た砂漠の中のダイヤモンドエリア、ロックフェラーの息子が消えた魔境のニューギニア、旅人たちが愛した「美しい日本」…。物語をめぐる旅の果てに辿り着いた、旅する作家の「原点」とは。
- 作者: 丹生谷貴志
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2007/05/01
- メディア: 単行本
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自ら命を絶った“生の哲学者”ドゥルーズ。病への治療を拒否して逝った“生=権力の考古学者”フーコー。現代を代表する二人の哲学者の全思想を「世界は映画である」というテーゼの上で出会わせ、死と崩壊へ向かう生の過程を凝視する新しい哲学を提示する。“崩壊以後”の映画としてのイーストウッド論を増補。
- 作者: 河合重子
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2007/05/25
- メディア: 単行本
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幕末最大の謎ともいえる慶喜の大坂城からの遁走とその後のひたすらの恭順は敗退した幕臣側から言えば、まことに釈然としない出来事である。長年の慶喜研究家で「慶喜贔屓」を自称する著者が大正時代の『昔夢会筆記』(慶喜公からの聞き書き)をもとに、そこにいたる慶喜の生い立ちと置かれた環境をあとづけ、慶喜の最後の決断を納得がゆくまでに描いた評伝であり歴史評論書。